木曽駒ヶ岳
- GPS
- 03:51
- 距離
- 21.3km
- 登り
- 1,656m
- 下り
- 1,652m
コースタイム
- 山行
- 3:50
- 休憩
- 0:02
- 合計
- 3:52
天候 | 雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2016年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
荒天の為に30km、D+2500mが、20km、1500mに短縮された。七合目分岐(最高点が2400m)までのほぼバーチカル、その後は10kmは下り。下りは片側がガケで、冷や冷やし、また雨のため泥道のなったトレイルは立つのもやっとの状態で、何度もしりもちをついた。 |
その他周辺情報 | 30分圏内に温泉や宿泊施設、また離れてはいるがスーパーコンビニもあり、ゆとりがあれば環境的にはいいと思う。しかし移動手段の車は最低限必要。逆に車がなければどうしようもない。 |
写真
装備
個人装備 |
必携の装備までルールに記載されており
まじめにそろえると結構な重さになった。
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感想
木曽駒Japan Alps Skyrace
前日の夜から、バンガーローの屋根をたたく雨音がうるさくて眠れないほどの強い雨。コースの短縮はやむを得ないがまさか中止だけは・・・でも仕方ないかも・・と思いながら熟睡できず、何度も目が覚める。
3時半に起きだし、準備を早々にしてスタート地点へ。
雨は降り続く。
スタート地点に並ぶも雨はやむ気配もなく、そうこうしているうちにスタート。
3人で参加し「ゆっくりと行こう!」と話していたにもかかわらず、スタート地点を過ぎると俄然ダッシュするかっとび君は、一人先行していつの間にか見えなくなった。
仕方なく追いかけていこうと少しペースアップする。別荘地らしき景色の中、アスファルトのロードを走る。しかし、緩やかではあるが長いロードを走っているとレインを着ている状態ではかなり暑い!
木曽駒高原スキー場の跡地を横切っていよいよトレイルに入る。
まだそのあたりの景色は関西でも見られる雰囲気のトレイルでした。
しばらく行くと増水した幸ノ川を渡りましたが、水の冷たさに右足の指が攣りました。そこにMさんがいて声をかけてくれました。
この川を越えてからが激登りでした。高度も2000mを越えると頭がクラクラし、気のせいなのか?と悩むほど。そして身体も動きませんでした。
頭の中では「もう年齢的にも限界に近付いている!もうこんなレースはやめよう!気やすくエントリーしたらえらい目にあう!」などといろいろとネガティブに考えていました。これほど急な登りがこれだけ続くのも関西ではあまり経験がなかった。また景色も関西では見られない植生に新鮮さを覚えました。
止まると動けなくなると思い、一歩を出すことに努めようやく七合目避難小屋の分岐までたどり着きました。
先を急いでいたので立ち止まることもなくすぐに下りへと進みました。
「ここからは激走!」ってな言葉が書かれた看板があり、よし!頑張ろう!と思ったものの、まず走れるような気やすい道ではない!片側は崖の所も多く、また浮石や滑りやすいトレイルなので他の方もみな慎重に進んでいる。が
さらに木の橋があっても崩れているので手を使ってはいながらでしか進めないところも・・・そこでも渋滞。
崖があれば足を滑らせれば数100mの滑落は間違いないような場所も!
そういった場所が数か所あるだけで結構な渋滞が続きました。
そしていよいよ後半になると道も荒れ始め、滑る滑るの泥んこ祭り!
今まで雨のトレイルや濡れたトレイル、そして泥のトレイルも経験がありましたが、尻餅ついたのは初めてでした。それも3回ほど!
ホントに滑るトレイル、坂道ってこんなんなのか!と感心しながらどうにかこうにか通過しました。
そこを越えてからガレ気味の下りロードが始まり、一気に走り出しました。
しかし、ひざに痛み、足の指が攣りそうな感覚、太ももも攣り始めて何度も止まろうかと思いながらも懸命に走りました。
そしてエイドのある舗装路に出ましたが、時間がもったいないのでエイドには止まらずそのまま走り続け、先を行く人を一人でも多く抜こうと頑張りました。少しでも荷物を軽くして負担を和らげようとフラスクの水を頭からかけたり、あるいはレインの泥を落とすのに使ったりして空にしました。あと2kmの看板を見て走り切れるかかなり不安になり、考えると余計に持たないと思いながら気をそらすために口ずさんでいたのが
ミスチルのイノセントワールド。1kmの看板を越えるころには疲れも出始めペースが次第に落ち始めてきました。
そして最後の緩やかな登りでいよいよ足が動かなくなるも、踏ん張ってゆっくりではありましたが走り切り、どうにかゴール!
ゼッケンをザックに付けていたので、ゴール手前でわざわざ背中を見せて、名前を呼んでもらってのゴールでした。
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