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山岳レスキュー 最前線 Official sotaikyo
2019年09月10日 11:47遭難情報全体に公開

信州の遭難情報「島崎三歩の山岳通信第162号」の配信をします

◇みなさん、こんにちは。
長野県庁2階にある、長野県山岳遭難防止対策協会事務局より、
長野県内で発生した山岳遭難事故について報告します。

○元年9月1日現在、
209件(死者16人、行方不明6人、負傷者121人、無事救出86人)となりました。
前年比は、発生件数が-4件、遭難者が-8人です。
 内訳は、
 ・登山者遭難は-9件、-17人
 ・バックカントリー(スキー登山とゲレンデ外滑走)遭難は、+6件、+10人
 ・山菜採り遭難は、-1件、-1人 です。

★山岳安全対策課からのワンポイントアドバイス
8月5週は、8件の遭難が発生しました。26日に発生した単独登山者の北鎌尾根
における道迷い遭難は、当初から尾根に登り詰める沢を間違え、途中で間違い
に気がついたものの、ロープ等の装備がないために、急斜面を降りることも進
むこともできなくなり行動不能となったものです。北鎌尾根は有名な山岳小説
の舞台となったこともあり、バリエーションコースとして人気がありますが、
近年は実力不足の登山者による遭難が後を絶ちません。今年の夏山期間中も4件
の遭難が発生しており、そのうち2件は行動中の疲労によるものでした。
北鎌尾根はアプローチを含め標高差も大きい長大なルートです。また、複雑な
岩稜帯を進むため、いったん、尾根を登り始めたら途中で引き返したり、脱出
することは非常に困難です。技術、体力、経験が揃っていることはもちろん、
それに加えて気象条件が揃っていなければ無謀な挑戦になってしまいます。
高みや困難を目指すことは登山の醍醐味の一つですが、着実なステップアップ
を心がけてください。

★夏山期間中(7月1日〜8月31日)の山岳遭難発生状況
 特徴
(1)発生状況 平成24年以降8年ぶりに100件を下回る
        (H26年103件、H27年108件、H28年107件、H29年101件、H30年117件)
        死者は昨年比で大幅に減少 14人⇒5人(転・滑落死亡者が11人⇒1人)
        7月の遭難件数が昨年比で大幅に減少 昨年46件⇒32件(前年比-14件)
(2)年齢別  40歳以上の中高年の遭難が8割強(92人 86.8%)
        60歳以上の高年齢層の遭難が5割強(60人 56.6%)
(3)態様別  転倒、滑落・転落が6割強(63件 65.7%)
        病気、疲労・凍死症が1割強(17件 17.2%)
(4)山域別  北アルプスの遭難が7割強(76件 76.8%)

http://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangyo/kanko/sotaikyo/sangakutusin.html

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◇長野県内の「令和元年秋山情報」等については下記で公開しています。
 ○長野県警ホームページ 
    【山岳情報】
      https://www.pref.nagano.lg.jp/police/sangaku/akiyama/index.html

 ○長野県ホームページ
    【登山計画書の提出】 
   http://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/smartphone/tozankeikakusho.html
    【登山相談所情報】(夏山) 
      http://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangakusounan/sangaku_tozansoudansyo.html

◇長野県では「信州 山のグレーディング」を公開しています。

http://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangyo/kanko/gure-dexingu.html

このグレーディングを参考に、「自分に合った山選び」を行い、遭難を防ぐようお願いします。
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