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長野県庁2階にある、長野県山岳遭難防止対策協会事務局から、長野県内で発生した山岳遭難についてお知らせします。
雪崩にご注意を! 〜県内でも遭難事案発生〜
天気・防災情報https://www.jma-net.go.jp/nagano/
雪崩情報https:/nadare.jp/avalanche_informations
を確認し万全の準備で入山を!
◎山岳遭難発生状況(週報)
・2月23日、単独で八ヶ岳連峰赤岳に入山した男性(43歳)が、下山中に滑落して負傷する山岳遭難が発生し、県警ヘリが出動して男性を救助しました。
・2月26日、八ヶ岳連峰柳川付近でアイスクライミングをしていた男性(74歳)が、崩落した氷塊が身体に当たり、体勢を崩して氷壁に身体を打ち付けて負傷し行動不能となる山岳遭難が発生し、諏訪広域消防本部消防署員、茅野警察署山岳遭難救助隊員及び諏訪地区山岳遭難防止対策協会救助隊員が出動し、男性を救助しました。
・3月4日、単独で八ヶ岳連峰阿弥陀岳に入山した男性(50歳)がアイスクライミング中に転落して負傷する山岳遭難が発生し、県警ヘリが出動して男性を救助しました。
・3月5日、下高井郡野沢温泉村の毛無山において、知人3名とバックカントリーでスノーボードをしていた女性(30歳)が行方不明となり、飯山警察署員、志賀高原地区遭対協野沢温泉班隊員が捜索活動を行っています。
○令和4年3月6日現在の遭難状況は
23件(死者2人、行方不明2人、負傷者9人、無事救出16人)となりました。
前年比は、発生件数が+3件、遭難者が+6人です。
内)BCは、発生件数が−1件、遭難者が−1人です。
★長野県警山岳安全対策課からのワンポイントアドバイス
2月4週は2件の山岳遭難が発生しました。県内は北部を中心に、積雪量が非常に多い状態が続いています。今後の気温上昇などによっては、雪崩の危険性が一層高まるため、十分な下調べや雪崩対策装備の携行が必要です。登山やバックカントリーエリアは、管理された場所ではないため、常に危険と隣り合わせである認識を持ちましょう。入山前には、ルートや気象情報、積雪状況について下調べを行うとともに、滑落や雪崩を回避する技術や知識、装備品を携行するほか、アクシデントに見舞われた際の対応要領についても確認しておきましょう。また、コロナ禍であることに留意し、感染防止対策を徹底しましょう。
3月1週は2件の山岳遭難が発生しました。バックカントリー中の行方不明遭難が1件発生し、現在も捜索活動をしています。自然の山中を滑走するバックカントリーは、雪崩、道迷い、崖等への転落、立木等への衝突など様々なリスクが存在します。バックカントリーでは、スキーやスノーボードの滑走技術以外に、登山のスキルや緊急時の対処能力が必要になります。これからバックカントリースキーやスノーボードを予定している方は、今一度、自身の準備や計画、スキルを客観的に見直し、無理のない安全な行動を心がけてください。
https://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangyo/kanko/sotaikyo/sangakutusin.html
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○長野県警ホームページ 山岳情報
https://www.pref.nagano.lg.jp/police/sangaku/index.html
【安全で楽しい登山〜山岳遭難に関する現状と防止対策〜(動画)】
準備編/実践編
【山岳遭難救助活動における新型コロナウイルス感染防止対策(動画)】
【令和3年長野県SAFETYBOOK】
【令和3年冬山山岳情報】
○長野県ホームページ
【登山相談所情報】(冬山)
https://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangakusounan/sangaku_tozansoudansyo.html
◇長野県では「信州 山のグレーディング」を公開しています。
https://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangyo/kanko/gure-dexingu.html
このグレーディングを参考に、「自分に合った山選び」を行い、遭難を防ぐようお願いします。
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