まだ山登り・山歩きを始めて数ヶ月と日が浅いのですが、最近実話に基づく遭難の書籍を図書館で借りて数冊読みました。
険しい山の中での遭難事故が多く、近場の山を歩いている分には当事者意識を持ちにくいのですが、気を引き締めようと考えさせられる出来事が最近あったので日記を書いた次第です。
その出来事とは、山行記録は執筆しておりませんが、7/6(日)に息子と二人で南海高野線天見駅から岩湧山経由で滝畑まで歩いた時のことです。
出発前に把握していたこの区間の情報は、私が単独で天見駅または紀見峠〜岩湧山を何度か歩いたことがあり、岩湧山〜滝畑の区間は初めて。
当日の息子は出発早々、砥石谷〜ダイトレ合流〜岩湧山三合目ですでに疲れた様子で下山したい、帰りたいとくじけそうになるとそう訴えている状態。
天候はというと、13時半、岩湧山山頂で雨が降り始め、時間を追うごとに、雨脚は強くなる一方。ダイトレの森の中は薄暗く、先が見えない息子は雨の不快感もあり、泣き出す始末。
それでもなんとか手を取り合って進み、滝畑を下りきる直前の未舗装の林道に着いた時に、ここが間違えたポイントですが、さらに下るところを間違え林道に沿って進んでしまいました。
ただ、滝畑周辺の様子は以前車で訪れていたこともあり、林道を進んでいる途中で何かおかしいな?と疑問に思い、下を眺めると滝畑付近と思われる舗装道が見えたので、道迷いに気づきました。
この時の心の動きは、道を知らないこと、子どもが泣いたこと、雨が降っていたこと、そんな中、登山道を下りきった安心感などが気のゆるみを誘ったのだと思います。その結果、標識を慎重に確認することを怠ってしまいました。
迷ったのは5分程度、まだ周辺の様子に見覚えがある場所だったので些細な間違いではありましたが、これを些細なことで済ますと将来大変なことにつながりかねません。
・子どもを連れて行く際は、できる限り行程全てを下見する。
(今回は「途中まで」知っている道だったので油断があった)
・子どもがぐずっても焦らない。慌てない。子どもの感情に影響を受けない。標識はしっかり立ち止まってみる。
考えればまだいろいろと留意点は出てきそうですが、子どもの安全のためにもより一層注意して山歩きを楽しみたいと思います。
xoo3jp初めまして
悪天候等の視界不良も道迷いの原因だったり、
今回のルートはエスケープルートが無い区間ですね。
息子さんの実力装備等も考えて山を嫌いにならない為にもエスケープルートのある山での山行計画がいいと思います。
hidekiさん、はじめまして。
エスケープルートですか。なるほど、確かにその視点はありませんでした。
今回のルート全体でいうと、岩湧山三合目から紀見峠駅に下山もしくはいわわきの道がそれに該当するかと思いますが、エスケープを考慮したコース設定を事前に行う必要がありますね。
これまで息子は距離が短めでピストンのルートのみでしたので、今後は意識したいと思います。アドバイスありがとうございました。
お子さんと一緒に山登りは楽しいですよね
うちも2人の息子を引き連れて良く行きます
(最近は嫌がって着いて来てくれませんが)
xoo3jpさんが書かれている、子どもがぐずっても焦らない。慌てない。子どもの感情に影響を受けない
もアリと思いますが、やはり、そこは我が子。
実際なかなかそうもいきませんよね。
自分も大阪ですが、金剛山方面はさっぱりで
アドバイスできることはありませんが、
以下、ご参考程度に。
うちの場合は、次行く山に少しでも不安要素が
あるなら、まず自分が下見してからにしています。
(地図からは読み取れない危険箇所もあったり)
もしくは、必ず何組もすれ違うような、にぎやかな
山やメジャールート。これはもし何かあった時にそばに人がいると安心感が違います。
そんな感じで行くところを選んでいます。
後はいかに子供を楽しませるか。というか子供にも
例えば地図を持たせたり、撮影係とか、おやつ係とか
させて責任感というか、一緒にやってる感を持たせると意識も多少違ってきますよ。
(下の息子はそれも嫌がりますが
と偉そうに書いてますが、
自分も先日、単独の山行で道迷いで
ビバークしてしまった口です
書籍や様々な情報にもあるように、道迷いは
しまったと気づいた時には遅い場合がほとんどです。
物事なんでもそうですが、心に余裕がなければ、
ミスが増えてしまいます。
これからも息子さんと安全第一の山行を
楽しんでください
tamu-chanさん
いろいろと参考になるコメントありがとうございます。
>うちの場合は、次行く山に少しでも不安要素が
>あるなら、まず自分が下見してからにしています。
>(地図からは読み取れない危険箇所もあったり)
やはり、下見は重要ですね。
「少しでも不安要素」の基準をどこに置くか考えると、
子どもが幼いうちは親が歩いたことのあるルートになるのかな、と
私は思いました。
>子供にも
>例えば地図を持たせたり、撮影係とか、おやつ係とか
>させて責任感というか、一緒にやってる感を持たせると意識も多少違ってきますよ。
私も時々息子に荷物を持ってもらうことがありますが、もう一歩踏み込んだ役割を持ってもらうのはよさそうですね。
息子はまだまだ何かを頼むと張り切ってやってくれる年齢なので、相談も交えて参加してもらおうと思います。
tamu-chanさんもくれぐれもお気をつけて、息子さんと山行きを楽しまれてください。
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