夏山シーズンを憂う

　NYやEUの混乱がすごいことになっていますが、日本の２〜３週間後の姿だとしたら恐ろしいことです。欧米より大分早く影響があるはずの日本でギリギリ踏みとどまってっているのはウイルスのタイプが違ったのか、一部噂されているBCGのせいなのか、不思議ですがどのみち数週間後には結果が出るのでしょう。今は自分でできることを確実にこなすことしかないです。

　ところで、妄想が趣味の私としては、今年の夏山シーズンがどうなるのかが心配でなりません。日帰りで車で移動なら、山行中は人口密度も低いですし、あまり迷惑をかけることもないと思うのですが、小屋泊となると話は別です。

　繁忙期は布団１枚に２人とか、３密の条件にぴったりです。東京封鎖で医療崩壊を防げたとしても、未感染者が国民の大多数に変わりないわけで、封鎖を緩めればまた感染爆発の可能性が残ります。ワクチンや特効薬が開発され、普及するまではなんらかの社会的距離をとる対策は延々と続きます。そうすると、何が起こるのでしょうか。

　感染を恐れて小屋泊客減少が予想されます。
　そういうことを想定する小屋の経営者は今シーズンの小屋開けは見送る・・ってこともあり得ます。定員の１／２まで完全予約制、とかで経営成り立つかな？この夏は、車でアクセスする日帰りか、泊まるならテント泊しかなくなるのか・・。テントと食料を担ぐ体力がある人はもしかしたらごった返す登山者無しに快適な山行ができるかも・・。妄想が尽きません。


　経済活動を止めればコロナの死者は減少するでしょうが、徹底的にやれば経済で死んでしまう人が出てきます。イタリア南部では略奪騒動にもなっています。インド、ブラジル、南米などはどうなってしまうのか。日本はどのように隔離政策と経済のバランスを取っていくのか・・・。

　４月はマイナーな山を選んで山を楽しめばいいなと思っていましたが、かなり根深い問題で、かつ長期戦になりそうです。

　いずれにしても、臨機応変、コロナなんかに負けないように頑張ります。


４月１日追記：

　今日帰宅したら某有名山小屋から夏山と海外遠征の案内パンフレットが届いた・・。
　一応、夏山は風邪が治りにくいので体調整えて・・と書いては合ったけど、危機感無いのかな！？