昨日(2015.10.23)は両親と室堂‐室堂山展望台を往復しました。
通常のコースタイムは上り50分、下り40分となっています。
http://www.alpen-route.com/model_course/climb/course02.html
体力の観点から母は往復可能、父は途中リタイヤするかもしれないと予想しました。
10月15日に家族で西穂高口‐西穂山荘をトライしていて母は完登、父は登山道が急登に切り変わる手前でリタイヤしています。
今回は室堂‐一の越と標高差がほとんど同じなので同じくらいの時間か、もう少し短縮するかと思っていました。結果は両親とも完登して上りが2時間50分、下りが(推定)1時間30分でした(推定というのは実際は遠回りしてみくりが池の縁へ行く遊歩道へ寄ったため)。
前回と同じく室堂ターミナルで十分(30分)休んでから動き始めたのですが最初は母の調子が良くなくて「前回より遅いペースだなあ」と感じていました。歩き始めて30分ほどしていつもの母のペースに戻ったので安心しましたがゴール地点の500mほど手前でまたペースダウンしました。
もう一つ気にかかっていたのは父の持久力でしたが、空気が薄いことによる息切れがあったほかは特に故障もなく完登したので驚きました。
母は標高が高くなると登りのコースタイムが伸びる傾向があります(循環器に難を抱えているため)。
例
二上まなび交流館‐二上山(274m) 標準コースタイム45分 実際60分 標準の1.3倍
西穂高口‐西穂山荘(2385m) 標準コースタイム90分 実際165分 標準の1.8倍
室堂‐一の越(2700m) 標準コースタイム60分 実際150分 標準の2.5倍
室堂‐室堂山展望台(2675m) 標準コースタイム50分 実際170分 標準の3.4倍
畳平‐乗鞍岳剣ヶ峰(3026m) 標準コースタイム90分 実際235分 標準の2.6倍
並べてみると判りますが今回は調子が悪かった部類に入ります。「高所だと標準コースタイムの2.5倍見当。調子によっては3.5倍くらい」とみておけば良さそうです。
母に遅れること1年後にようやくトレッキングを開始した父については最近ようやく二上山のハイキング(標高差220m程度)を完歩できる程度の体力つけたところなので先ほども述べたとおりリタイヤも想定していましたが、よく歩いたと思います。
奇しくも二上山ハイキングの標高差は今回の室堂‐室堂山展望台標高差とほとんど同じなのですが同じ標高差でも北アルプスと里山では(特に高齢登山者にとって)全然違うと思いました。
時間マージンを十分にとってゆっくり歩くのが高齢登山者にとっての安全登山なのだと思います。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する