11月8日(日)に,登山に出掛けてきた。
登山では周囲に全く人がいなかったので,いつものように熊鈴を鳴らし,ラジオをつけながら登っていた。
この日のNHKラジオ『マイあさ!』サンデーエッセーは,フォトジャーナリストの林典子さんのお話でした。
テーマは「緊急事態の街を撮って感じたこと」で,その中で最後に話されたことが印象的で,今も心に刻まれている。
林さんは次のようにおっしゃていた。
写真はすべてを伝えていると受けとられてしまうことがあるが,写真は一部しか伝えることができないことを自覚している。
1日に400枚ほど撮影して,そのうち25枚を編集社に送る。その中で使用されるのは2〜3枚ほど。それが自分が読者に一番伝えたい写真とは限らない。
読者の方々には,写真に写り込んでいない部分まで想像して写真を見てくれたらうれしい。
これまで,自分が写っていないものまで,見ようとしていただろうか。フォトジャーナリストが伝えようとしていることを,写真の中から探していたような気がする。
これからは,写真に見えていないものまで見るように心がけたい。
それが相手の気持ちを理解することにつながるのでしょう。
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