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その中でその姿が最も美しいと感じたのが山口県の瑠璃光寺五重塔です。室町中期に建立され国宝にも指定されています。
本屋さんで文庫を物色していたときに偶然見つけました。タイトルから瑠璃光寺五重塔のことだろうと思い普段読まない歴史小説であるにもかかわらず購入しました。
大正時代の解体修理の際に「此のふでぬし弐七」と墨書された部材が見つかったそうです。作者はこれと出会い、塔を建てた人達を小説に書きたいと思い準備を始めました。
取材に14年、執筆に4年、推敲に1年をかけてこの作品を発表したのがなんと89歳の時。そのこと自体に驚きを隠せません。
人間新しいことを始めるのにいつからでも遅いと言うことはないのですね。それだけでもなんだか勇気を貰いました。
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