兵役検査時の血液検査から18年前の赤ちゃんの取り違えが発覚する。
当事者となるのは対立するイスラエルとパレスチナに暮す2組の家族。
同じ題材の「そして父になる」もそうでしたがその事実を真っ先に受けいれるのは母親でした。お互いの家族が行き来して親戚のような関係になっていく様子が淡々と描かれていました。
イスラエルとパレスチナには空爆と自爆テロの終わりなき連鎖といった印象を持っていました。
映画のキャッチコピーに 母さん、僕は「敵」ですか?「息子」ですか?とありましたが通行証があればお互いに行き来できたり、市民レベルではそれ程敵対関係を感じられないなどちょっと意外な印象でした。
この映画を観てから第2次世界大戦後のイスラエル建国から今に至る流れがどうなっているのか?なぜ対立しているのか?など少し勉強してみたいと思いました。