富士登山道 富士宮口 開山時は８合目まで
23日の調査より９合目の山小屋上の状況 =写真提供・富士土木事務所=
(23日の調査より９合目の山小屋上の状況 =写真提供・富士土木事務所=)
県は23日、富士山登山道の積雪状況を調査した結果、残雪量が多いため、富士宮口、御殿場口、須走口の県内３登山道とも開山に当たる７月１日（水）に、山頂まで通行規制を解除するのは難しいと発表した。
７月１日午前零時に通行規制解除を予定している区間は、富士宮口（一般県道富士公園太郎坊線）が新６合目〜８合目となるが、ほかの２登山口はさらに残雪量が多く、御殿場口（同）は新５合目〜６合目にとどまり、須走口（一般県道足柄停車場富士公園線）は新５合目から上が解除困難としている。
３登山道とも開山時に全面開通できないのは３年連続で、富士宮口は４年連続。
富士宮口については、県と富士土木事務所と、市の６人が積雪状況を調査し、登山道上では９合目付近の多いところで２メートル、８合目から９合目にかけては50�堕�度の残雪が見られ、雪は氷状で滑りやすい状態だという。
全線開通は「前年（７月１１日）並み」と予想しており、７月上旬に積雪状況を調査して検討する。
[2009-06-24-16:05]
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