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横浜を午前3時に出発して、羽黒神社に到着したのは10時でした。そこから、出羽三山の玄関口である羽黒山の「随神門」をくぐり、10分ほど歩くと、巨大な杉並木の中にそびえる五重塔が。思わず「いきなり主役が登場した」と声を上げてしまう景色には感激をした。
そこからは、山頂まで続く杉並木と石畳があり、流石にミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで三ツ星に選ばれていて、今日は山に霧がかかっていることも加えて神気を感じさせられます。「杉並木」のなか 山頂へと続く2446段の石段を汗をかきながら、一歩一歩づつ登っていきました。階段は一の坂〜三の坂から成り立っており、あちこちに盃やひょうたんなどの絵が33個も彫られています。 二の坂を過ぎたところには茶屋があり、休みたくなる気持ちがよくわかります。そこを横目に更に進みます。
山頂に到着すると、茅葺屋根を持つ大社殿は、現在修復工事中であり、完成した時にはまた、圧倒的な存在感を示すだろうと想像をしました。
参拝と御朱印を頂くと、来た道をもどり次に 死者を祀る幽玄たる霊山「月山神社」へ向かった。
月山八合目駐車場に到着した時には、小雨となってきた。月山の山頂に鎮座する「月山神社」は、守護神、月読命が祀られています。前回月山を訪れた時には、山頂からの眺めは、庄内平野はもちろん、鳥海山、朝日飯豊連峰までも望むことができましたが。今回は無理そうである。しかし、湿原のクマザサとニッコウキスゲなどの高山植物があちこちに咲き誇っていた。びしょ濡れになりながら、月山神社本宮に到着した。参拝するためには、まずはお祓いを受けてから本宮内へ入り参拝した。その後書置きの御朱印を頂いた時には、体の震えが抑えられるずに、小屋の扉を開けましたが、本日は使用できなかったので、9合目の小屋へ急ぎ下り甘酒を飲みました。本当に美味しい一服でした。
小屋を出るころには、雨は上がり、時折お日様がのぞき、その有難さを思い知りながら八合目に到着しました。
1日目は、キャンプ場に移動して終了しました。
翌日は、朝から晴れていた。出羽三山の奥の院 神秘が息づく「湯殿山神社」へ向かうことにした。
湯殿山は月山や羽黒山で修業を積んだ山伏が最後に修行に入る山とされてきた。「語るなかれ」「聞くなかれ」と口外することは固く禁じられてきたことは聞いたことがありました。また、湯殿山神社本宮は、写真撮影禁止、参拝は土足厳禁という厳しい戒めがあると言うので、その神秘性に期待を膨らませながら、アスファルトの坂道を登っていった。実際、本宮内は参道を素足で歩くことで、山の大地の気を直に感じられた。御神体にもお湯が流れていて直接登れたことには、これまでない感動を得られた。
最後の足湯につかるのも、心身の回復機能がありました。
今回、1泊2日で、羽黒神社「現在」、月山神社「過去」、湯殿神社「未来」の順番で参拝をしてきました。前に登山した時には、月山のみの雪渓の景色に感銘した登山であったが、その山、その地方にある歴史を知りまた登ることで、違う山、違う感覚、新たな魅力を得ることができて、山岳の深さに、ただただ思い知るばかりです。
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