モンベル スノースパイク10使用雑感

10本爪の軽アイゼン、モンベルのスノースパイク10を2月7日の三頭山、2月11日の御前山で使ってみた。どちらも概ね20~30cmぐらいの積雪。気温も0〜５度程度で溶け出すほどでもなく、三頭山ときは前夜に軽い降雪があったりと、雪道のコンディションとしてはとても良かった。
使ってみた感想としては、総じて歩きやすく今回のような雪道ならこれまで使ってきた中（6本爪アイゼン、チェーンスパイク）でベストなもの。
まず装着しやすい。仕組みが非常に単純でわかりやすく、6本爪アイゼンの時にやった試し履きをやらなかったのだが、問題なくスムーズに取り付けることができた。またチェーンスパイクのように力を入れなくて履けるのもいい。そして歩きやすい。前後にまんべんなく刃が配置されているので安定している。重さは片足で約560gだが、負担に感じるほどでもなく6本爪アイゼンと比べれば遜色ないレベル。一番気にしたのは雪が付着するかだったが、これは全く問題なくほとんど雪が付着することがなかった。なので終始安心して歩くことができ、御前山から奥多摩湖へ降りる道などはグリップを効かせた歩きでむしろ夏道のときよりも早く歩けるほど。
あえて欠点をあげるなら、やや大きくでこぼこした形のためややパッキングしにくいというところぐらいか。それもこのアイゼンで行くような日帰りの山行レベルでは問題にならない程度。今年の電車で行ける日帰り奥多摩の雪道山行は終わりそうだが、今後も愛用したい道具となりそう。
ちなみに前爪は効いているのかどうか、全くわからなかった。