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山頂から下山開始30分程のところで起きました。
所々に石が張り出した少し急斜面
鎖やロープはなく、普通に下りる程度のよく見かける急斜面で、先に同行者が下り、その後を続きます。
そこそこ急斜面なので一旦静止した状態から下りようとした瞬間、左足爪先が張り出した石に引っ掛かり頭から前方に転げる形で倒れました。前を歩く同行者に頭からぶつかって同行者が飛ばされます。その一瞬に飛ばされた同行者の腕を掴むことが出来て突き落とさずに済みました。
同行者は尻餅程度、自分は斜面に転がったものの滑落せずに済みました。
暫く立ち上がることが出来ず、斜面に横たわっていました。気持ちも落ち着いたところで確認すると膝を石に強打したようでパンツが破れ痛みがあるものの、その他に外傷らしきものはなく事なきを得ました。骨も異常ないようです。
この日はロングコースの計画だったので、いつもの薄い夏用メッシュ膝サポーターではなく、ZAMST(EK-3)を装着していたおかげでクッションにもなったのだと思います。露出部分の膝頭はパンツが破れてしまいました。
またインナータイツを履いていたことも幸いしたと思います。
痛みはあるものの救助を要請することなく、残り約7キロを自力で下山することが出来ました。
下山後、膝サポーターを外すと痛くて普通に歩けません。帰宅後は階段の昇降も普通に出来ません。
写真の通り擦り傷と言えるような怪我で済んで良かったです。明日、念のためにレントゲン撮るつもりです。
今まで滑って尻餅はありましたが、急斜面で前につんのめるとは思っていませんでした。
斜面を滑っていくのではなく頭から転がるとは、こう言うことなのだと知りました。
今後の為に色々考えます。
自分の力量に対してハード過ぎた
寝不足、暑さによる疲労
注意散漫(斜度の見極め)
力量過信(急斜面苦手じゃない)
登山靴の劣化(数年もの)
下山時のストック(1本使用)
何が最もいけなかったのか
他の人にはこういう経験ないのか
今後登山を続けられるのか
ヘルメットの装着(あんまり見たことないが)
服装の重要性
次に似たようなことが起これば、今回のように無事で済むとは限りません。急斜面での転倒の怖さを思い知り、自分への戒めを込めて日記にしました。
つい最近、転倒は思わぬ瞬間にやってくる・・という経験を。
樹林の中の緩い下り道で、全体的に湿り気味。その中の、平らな岩というか石というか、に右足を出して体重を乗せたとき。
体が、内側ではなく、そのまま右外側に傾くように足元が滑りました。
そのため反対の左足で踏ん張ることなどできず、登山道外の斜面(斜面につづら折りで付いてる道なので、斜面そのものは急斜面)に投げ出されて転げ落ち、数回転。
無意識に両手で頭をガードしたようで腕に僅かな擦り傷があるくらいでしたが、転がり落ちた先に、岩、倒木などで上を向いた木の枝、割けた木の幹、こういったものが偶然にも無かったから、この程度で済みました。
下りの湿った岩に足を乗せるときはいつも注意していたのですが、土や木の枝がかぶさって分かりにくいところに、普通に足を進めたことで起きた事故でした。
体力十分で上り坂が中心の前半戦より、下山路は、大抵は1日の後半で脚への疲れが溜まってきているところに、長い下り坂だとスピードを出していることも多いし、知らず知らず意識が散漫になっていたのだと思います。
こうした意識の低下は、やはり疲労や、登攀後のちょっとした満足感から来るのではと思いますし、仮に、ストックや登山靴などのアイテムが充実していても、起きてしまうのではないかと思いました。
atovさんはじめまして
綴れ織りは当然急斜面なので、体勢が崩れると私の場合と同じで頭から投げ出されそうですね。
今まで急斜面で滑る経験はありましたが、投げ出され転がることがなかったので、ちょっと衝撃でした。
最近、登山機会が増えて、ガッツリ歩くことを目的にすることが多く、ちょこちょこ滑ったりバランス崩したりすることが多かったんですよね。
梅雨の合間で、地面がぬかるんでいる、石や木の根が滑りやすいのも大きな要因に加えて、下山を急ぐ習慣も見直した方が良さそうですね。
アドバイスありがとうございました。
初めまして、irazuyamaと申します。
レントゲンの結果はいかがだったでしょうか?仮に骨に損傷があっても、7キロを自力で下山されたとのことですから、すぐに完治されることと思います。
E_yama様のこれまでの山行記録を拝見しましたが、経験や体力は十分と拝察いたします。それでも、急斜面での転倒は、atov様もおっしゃっているように誰にでも突然起こりうることだと思います。
特に、両手を使って腰を落として降ったり、後ろ向きになって三点確保で慎重に降る所より、普通の歩行で降る所の方が突然の転倒の危険性が高いように感じます。
私は、転倒しないように注意することはもちろんですが、それでも転倒する場合もあることを前提に、なるべく身体の損傷を防ぐようにしておくことも大切と考えています。この点では、ご指摘のとおり服装は重要だと思います。今回は、足を十分に保護する服装でしたので外傷は小さくてすんだのではないでしょうか。
また、ヘルメットですが、登攀ルート以外では装着している人は確かにあまり見かけません。でも私は、急斜面がある場合にはヘルメットを携行するようにしています。理由は、転倒した先に岩角などがあった場合に頭部の損傷を少なくするためです。また、藪漕ぎの際にも、木の枝の逆襲から頭部を守るために有効です。加えて、自分の年齢を考えたら、若い方々よりは転滑落のリスクが高いと考えるからです。
なお、ストックについてはいろいろと考え方もありますが、私は、バランスの保持のために2本使用をしています。ただし、下りでストックに体重をかけすぎて前のめりになりそのまま前方に転倒しないよう注意しています。
山は、ヤセ尾根や岩場には転滑落の危険があることはもちろんですが、平坦地や広い尾根には道迷いの危険があり、整備された木道も濡れていたら滑って転倒することもあると思います。その対策は、山域や季節、入山者の多寡、登山者の経験や体力などで異なると思いますが、E_yama様がこれまでのご自身やご同行者様のご経験や、山岳会にお知り合いがいるならその方のご意見などを参考になさって、安全登山を続けられることを願っています。
なお、実は、私は最近、安全登山の基本中の基本をおろそかにして痛い目に遭ったことがあり、決して人様にエラそうなことが言える者ではありませんので、「こんな考えもある」程度にお読みいただければ幸いです。
irazuyamaさん初めまして
まず始めに診察結果をご心配頂きありがとうございます。今朝一番からレントゲン撮って貰って、幸い骨に異常は見られませんでした。靭帯も大丈夫で、抗生剤だけ処方頂きました。
まだしっかり歩行出来ませんし、自宅の階段を降りるのにも神経を遣う形ですが、日常生活に大きな影響なく一安心しております。
今日、滑落死亡事故のニュースを目にしました。自分は本当に運が良かったと感じています。同行者を巻き込まなくて済んだことも本当に良かったです。
ニュースでは滑落事故が増えているとの警鐘でした。長かった梅雨が明けて、地面がぬかるんでいることも、事故が増えている要因かと思いました。
今回の服装も偶然でした。先週は夏用膝サポーターでしたし、その前は短パンや、サポーターなしでのトレッキングだったりもしました。どちらかと言うと安全よりも汚れや、虫除けを重視していました。今回長距離を考えての膝サポーターが違う形で助けてくれました。
最近知り合いが熊対策にヘルメットを提案されていて、色々な意味でヘルメットは重要かと思っておりますが、やはりなかなかためらいもあり、少し迷っております。
今回ストックも考察としたのも、転倒時の状況が右手ストックを付きながら左足を送った瞬間に爪先が引っ掛かったので、2本なら状況違ったのか?使っていなければ前のめりにならないのか?などと考えていたからです。
本当に貴重なご意見ありがとうございます。正直今はまだ登山に対する恐怖心もあり、膝の静養と共に心の静養もするつもりです。
irazuyamaさんも、どうかご安全に登山を楽しんで下さいませ。
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