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3年前の還暦を迎えた時、バスで「お伊勢参り」をして以来です。
私達は、1クラスしかなくて6年間ずっと一緒でしたので絆が強いクラスでした。今年、79歳になる担任の先生も同席されました。一人一人を覚えていて下さり、本当に嬉しかったなー。
同級生は皆、見掛けも、おじさん・おばさんですが殆どの人が「お孫さん」がいる本当のおじいちゃん・おばあちゃんです。
担任の先生は、当時とても「熱い」先生でクラスに何か問題があれば、授業は中止してクラス全員での話し合いの場を設けてくれました。その間、先生は何も言わず、ずっと耳を傾けていました。最後に学級委員長から話合いの結果を纏め発表して終了です。先生は、授業よりも大切な事と判断されたのでしょう。(今の時代では考えられませんし、そんな勝手な事をしたら、大問題になった事でしょう。いい時代だったのかな?)
先生「この結果は、君達が話し合いをしての決めた事だから、まだ反対の意見を持つ人がいるかもしれない。しかし、全員の総意として従って貰うし、今後もこの件に付いての反対の意見は言うな‼」「いいか、分かったか。」でおしまいです。
有る時こんな出来事もありました。クラスのガキ大将が、ひどいいたずらをして、その父親が学校には行かせないと激怒したのです。(昔は、こんな頑固親父は、いくらでもいました。)
生徒「○○君、学校休んでいるけど、どうしたん?」
先生「いたずらをしたので、親が学校に行かせないといわれたんや」
生徒「そんなら、クラス全員で親に会いに行き、皆で学校に行けるように、謝ってあげよう」
先生「今日の授業は、中止して○○君を迎えに行こう‼」
生徒「賛成です‼」
クラス全員で、○○君を迎えに行き、父親にお願いしたら、許しがでました。良かったなー。
先生は、校長先生まで勤められ、定年を迎えられました。相対する生徒数は何百人いや何千人だったかも知れません。私にとって、人生で一番影響があった大切な恩師です。
そんな「熱い」先生ですが、私が「俺達、先生が担任で本当に良かったわ」と告げると、先生は目頭を押さえていました。それを見て私もウルッとなりました。何時までもお元気で、次回の同級会でお目にかかれる日を楽しみにしています。
幹事さん、ご苦労様でした。
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