はじめは大雪山系の縦走予定でしたが、天候に阻まれました。ところが同行のI氏による旅行会社の方かと思うような提案により、晴天の中、紅葉から積雪までを楽しめる旅となりました。
普段盆地に住む私には、目の端に山が全く映らない北海道の広大な地が、とても新鮮に感じられました。道内でもあっちは雨、こっちは晴れ、と天気がダイナミックに変わる姿にも、新鮮な驚きを感じました。
一登目は樽前山。はじめての火山登山にあちこち目移り。足元が心配されるおばばも登っており、親しまれていることがよくわかる山でした。アプローチの林道にある陥没を、車の中で揺すられながら体感。
限界を通り越した日本海側の集落を通過し、その日の宿に。星空で明日の山へ期待度アップ。
1泊目は暑寒別山荘。水道、トイレあり、薪ストーブのありの小屋は最高、てんとう虫とカメムシまみれでしたが好きな小屋三本に入りました。
翌朝、熊の匂いを嗅ぎつつ歩いた癒しの登山道。山頂は冬の姿に。小屋近くの沢で、山葡萄に囲まれた場所は夢のようでありました。
その後またまた晴れを求めて移動。途中しっかり滝も見てます。
2泊目お宿は白銀荘。相部屋に少しびっくりしました。いいお湯、快適な自炊室、ノンイビキの寝室と非常に快適で、あまりの快適さに寝坊をかましました。
三登目は十勝岳。名前しか聞いたことのなかった山。頂から遠くに見える山々に、北海道の広さを感じました。ここはすでに初冬の冬山であり、間に合わせのピンクのゲイターとチェーンスパイクが大活躍でした。いつか噴煙に触れるためにまた登りたいです。
下山後に寄った丸見え混浴な吹上露天風呂、家には居場所が無さそうなおじさまの溜まり場になってました。家の近くにあったら毎日入れるなあと妄想。無料の野湯が大好きなのです。
その後、百名瀑 羽衣の滝へ。思わず駆け出して見に行ってしまう高さと、その迫力をギリギリ壊さない穏やかな水の流れる姿にほれぼれ。ついつい近づいて触れてみたくなるものです。
3泊目は、健康ランド的なところで、リクライニングソファにて就寝。見ないテレビをつけっぱなしで二度寝するおじじがおりましたが、これまた新鮮な体験であり、全てを楽しむことができました。サ道の漫画に出会えたのは、思わぬおまけ。帰宅後すぐに買いに行きました。
4日目の朝は旭川で7時半から空いている、道産小麦粉のみで焼かれるパン屋さんへ。店内でコーヒーを挽かせてもらい朝ごはん。
秀岳荘へ移動し、山道具の数々に後ろ髪引き抜かれつつ帰路へ。
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