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2019年01月29日 16:14徒然日記全体に公開

半月板手術。

​前回の日記​からほどなく左膝の半月板部分切除手術を受けた。
12年前に右足半月板部分切除をした際は決断するまでに1〜2年かかったが、時間をかけても良くなることはない、しかも登山もできないため、今回は躊躇することなく決断した。今からならGWには回復しているのでは無いかという思惑もあった。

以下長いが、同じように膝痛で悩んでる人の参考にでもなればと思い書き留めておきたい。

手術前日に入院し、段取りを聞き、翌日に備える。
手術当日、手術室へ徒歩で移動(まだ歩けるため)。
手術台に横たわり、腰椎麻酔をする。体を丸め、背骨に麻酔をする。言葉で聞くと痛そうでも、針自体は細く、むしろ、腕に刺さっている点滴の針を刺したときの方が痛い。
麻酔が注入されると下半身が次第に熱くなって、正座を長時間した時のような痺れがやってくる。左脚が悪いので、左の方が麻痺してくる。
とはいえ、触られるとわかるのであるが、痺れているので、それ以上何をされているかはわからない。

下半身麻酔なので、上半身は普通で、会話もできるし、内視鏡手術のため、そのモニターも一緒に見ることができる。ただ、実際の様子は布等で遮断されていて見ることはできなかった。
手術中は音楽を聴いてもいい(!)ということで、ポータブルプレーヤーを持ち込み、右耳で音楽、左耳で執刀医との会話をした。
MRIでは断裂とわかっていても、実際にモニターで見ると膝の中がクリアーで状態がよくわかる。断裂した半月板が関節の軟骨の間に挟まって、それが曲げにくさや痛みの原因になっていたことを主治医が説明してくれた。
モニターでは大きく映っている半月板も実際は小さいものだし、それを内視鏡で見ながら細い術具で挟まった半月板を切りながらかき出すので、高度な技術が必要だと感心してしまった。
除去した後は部位の一部を焼き、辺りをクリーニングして終了。この間1時間半だった。

この日1日は絶食だが、麻酔が切れて問題なければ水分の摂取、ゼリー飲料は可となる。
麻酔の覚め方は、下半身の端から中央部へと進む。なので、ヘソの下や足首などは徐々に感覚が戻っていくのがわかるが、中央部(いわゆるアソコです)は5時間経っても感覚がない。
朝からしている点滴の影響で膀胱は張っているため、自力で排尿できたらOKと言われていたものの、とてもできそうにない。一度気張ってみましょうとは言われたが、反応なしだった。
12年前の際は下半身麻酔時に尿管にカテーテルを入れられていた(結構屈辱的)ので尿も自然に排出されていたが、今回はカテーテルなしだったため喜んでいたのに、この期に及んで出せないとなるとマズイ。
看護師は自力で排尿できることを待っていたが、どうにもならんので麻酔がまだ効いているうちに尿管に細い管を入れて出しましょうと言ってきた。再び屈辱感がやってきたが仕方がない。実際に処置してもらっていても感覚がないので、尿瓶に出していても全くわからなかった。管といっても膀胱から排出されるようにガイドするようなものみたいだった。だから排尿は管からではなく直接尿瓶に排泄した。
その2時間後、尿意が戻り、自力でできるようになった(一安心)。
麻酔が切れると痛いはずなんだが、激痛でもなく、動かせない状態から来る痛みというか怠さと、じっと同じ姿勢で寝ている(首を上げてもいけない)ので、腰の痛みの方が主だった。

翌日から早速歩行開始。最初は歩行器を使ったが、しばらくするとなしでも歩けるようになった。
ただ、膝を90度以上曲げるのはツラい。
術後3日間リハビリを行い退院した。(入院費用¥108450)
しばらくは手術前と変わらない、多少足を引きずった歩き方だが、痛みはないので、膝さえ曲がれば登山も再開できそうな気がする。

この冬は我慢だな。
モモ夫
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