JRのどこかにビューーン！を活用した登山を考えてみる

2024年05月15日 12:44未分類全体に公開

JRのどこかにビューーン！を活用した登山を考えてみる

JR東日本のネットバンクサービス、JREバンクが2024/5/10より開始されました。きっぷの4割引やSuicaグリーン券など、登山にも活用できそうな特典が盛りだくさん！これはぜひ活用したいところ。
https://www.rakuten-bank.co.jp/jrebank/campaign/

特典の1つに、どこかにビューーン！の2000ポイント割引クーポンがあります。
4つの行先候補の中からランダムに選ばれた「どこか」への往復きっぷが手に入るこのサービスが、通常6,000ポイント必要なところ、この特典を使うと4,000ポイントで利用可能に！
しかも、口座開設キャンペーンで最大6,000ポイントがもらえるので、それだけで新幹線でどこかに行くことができちゃいます。
※ポイントがもらえるのは最短でも10月末のようなので、夏山シーズンには間に合いませんが…

前から気になっていたこのサービスですが、これを機に登山に活用してみたいと思い始めました。
4つの行先候補は選びなおしができるので、どの行先になっても自分の行きたい山に行ける！という候補が出てきたら申し込みたいところです。

そこで、どの駅が選ばれたらどんな山に行くことができるのか？を調べてみようかと。
どこかにビューーン！を登山に活用するためのポイントは次の3つではないでしょうか。

①1泊2日以上で。初日は移動日、登山は2日目に。

どこかにビューーン！では大雑把な出発時間帯しか指定することができません。

以下の中から選ぶことができます。
①6:00～9:59
②10:00～12:59
③13:00～16:59
④17:00～19:59
⑤20:00～23:59

最も早い①を選んだとしても、選ばれた新幹線が9時台発だと目的地に着くのはお昼頃、なんてことも考えられます。
これではその日に登山をするのは難しそうです。(言うまでもなく、日帰りはほぼ不可能。)

よって、初日は移動日と割り切り、2日目の朝から登山ができるようにプランニングするのが基本になるのかなと思います。
運良く始発の新幹線が選ばれると初日に登山もできるかもしれませんが、できたらラッキーくらいの心づもりで。

②帰着時間帯は20:00～23:59を選択する。下山後は20:00以降に帰着する最速の列車に間に合うことを確認。(1泊2日の場合)

登山は2日目が基本なので、1泊2日の場合は2日目の現地滞在時間をできる限り長くとりたい。
帰着時間帯も出発時間帯と同じ5つの選択肢から選ぶことができますので、⑤20:00～23:59を選んでおきたいところ。

そして重要なのが、「20:00以降に発着駅に戻ってくる最速の列車に間に合う行程」が組めるかどうか。
例えば、東京発着で目的地が盛岡の場合、20:00以降に東京駅に着く列車で一番早く盛岡駅を出発するのは、盛岡駅17:50発のはやぶさ38号です。(東京駅20:04着。)
よって、盛岡駅に17:50までに戻ってくる行程が組めれば、帰りはどの列車が選ばれたとしても確実に帰ってくることができます。
一方で、帰りが終電になる可能性もあるので、最も帰着が遅い新幹線になっても家まで帰る電車があるかどうかの確認も忘れずに。

③途中下車も活用しよう

どこかにビューーン！は途中下車も可能であることがJR東日本のホームページに書いてあります。（ただし、下車した時点で無効になる。)
https://jreastfaq.jreast.co.jp/faq/show/3149?category_id=19&site_domain=default

例えば、東京発着で目的地が「新青森」だった場合、その途中にある盛岡駅で下車することも可能です。(途中からの乗車もOKなので、帰りも盛岡駅から乗車OK。)
つまり、盛岡駅を起点とした登山を狙う場合、行先は必ずしも盛岡駅である必要はなく、盛岡駅より先の駅を狙っても良い、ということになります。

ただし、注意点があり、新幹線には「通過駅」があります。

具体的な例を挙げると、早池峰山に行きたくて目的地として新花巻駅を狙う場合、行先は新花巻駅の1つ先の盛岡駅でもいいような気がしますが、盛岡駅に停車する列車が必ずしも新花巻駅に停車するとは限りません。
目的地が盛岡で、選ばれた列車が「はやぶさ号」だった場合、大宮を出ると途中仙台駅にしか停車しないので、新花巻駅で下車することができないのです。
選ばれた列車が「やまびこ号」だった場合は仙台から盛岡間は各駅に停車するので、この場合に限り新花巻駅で途中下車することが可能になります。
よって、新花巻駅を狙う場合、行先候補として盛岡駅が出現したときに申込みをするのはあまり得策ではなさそうです。

新幹線の停車駅はパターン化されているので、それを理解すると行先候補の幅が広がります。
例を挙げると、東北新幹線の盛岡駅以北の駅(いわて沼宮内、二戸、八戸、七戸十和田、新青森)に停車する列車は必ず途中で盛岡駅に停車するようなパターンが組まれています。

Wikipediaにわかりやすい表が載っています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E5%8C%97%E6%96%B0%E5%B9%B9%E7%B7%9A#%E7%8F%BE%E8%A1%8C

盛岡駅を狙う場合は行先候補が盛岡駅以北の駅でもよいわけなので、狙いやすいというわけですね。

これらのポイントを踏まえ、1泊2日、公共交通機関のみの利用でどんな山に行けるかを調べてみたところ、行けそうな山はいろいろありそう。

東北新幹線沿線だと、岩木山、八甲田山、八幡平、早池峰山、栗駒山　などなど…

長くなってしまったので、詳細は気が向いたら後日書いてみます。

2024-05-17 JRの「どこかにビューーン!」

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