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https://www.yamareco.com/modules/diary/207625-detail-329573
今回は具体的にどんな山に行けそうか?、どんなプランが組めそうか?、その山へ行くためにはどの駅を狙えばよいか? を書いてみようかと思います。
(自分で計画を立てるために考えたものですが、ここに書いて残しておこうと思います。)
今回は東北新幹線の仙台以北の駅から行ける以下の山を紹介します。







画像として添付した表は、各山に対してどの駅を狙えば行くことができそうかをまとめたものです。
途中で下車することも考慮しています。
詳しくはこちら↓の日記で。
https://www.yamareco.com/modules/diary/207625-detail-329573
以降は各山への具体的なタイムスケジュールを書いてみます。
次の条件で行程を考えています。
・土日を利用した1泊2日。初日に全泊し2日目に登山。
・東京駅発
・移動手段はどこかにビューーン!の新幹線、電車、路線バス などの公共交通機関のみとする。
(レンタカー、タクシーは使用しない)
・2日目の帰着時間帯を「20:00〜23:59」とする。
→20:00以降に東京駅に着く最速の新幹線に間に合うプランを考える。
【注意】
・この日記作成時(2024年5月)のJRや各交通機関の情報をもとに書いています。
・この日記作成時(2024年5月)には2024年度の運行が未公表のものも含まれます。その場合は2023年の情報で書いています。
・季節運行や曜日限定などのものもあります。
・登山口までのアクセスを中心に調べたので、登山道の状況(通行止めがないか? 危険箇所がないか? など)についてはあまり調べていません。
・というわけなので、この情報を実際に活用する場合は最新の情報を確認するようにお願いします。

新青森駅から奥羽本線を乗り継いで弘前駅へ。弘前駅からはバスで岩木山神社、岳温泉、八合目の各登山口に行けます。
弘南バス 時刻表
https://www.konanbus.com/1540.html
弘南バス 岩木スカイラインシャトルバス
https://www.konanbus.com/travel/skyline.html
前泊し、翌日始発のバスに乗ると、岩木山神社7:39着、岳温泉7:58着、岳温泉からスカイラインシャトルバスに乗り継いで八合目8:50着です。
あとは帰りの新幹線の時間から逆算して、ルートを考えればよさそうです。
時間と体力に余裕があれば岩木山神社→山頂→岳温泉、余裕を見るなら岩木山神社→山頂→八合目、最短でピークだけを踏むだけでよければ八合目からの往復、など。
20:00以降に東京に着く最も早い新幹線は新青森駅16:38発→東京駅20:04着のはやぶさ38号です。
これに間に合うようにするには、八合目11:50、岳温泉12:30、岩木山神社12:40のバスに乗らないと接続できません。
(弘前駅15:29発→新青森駅16:09着の電車に乗ればよいのですが、その次のバスだと弘前駅15:30着で間に合わない。)
裏ワザとして、発着駅を大宮駅にすれば、八合目13:50、岳温泉、14:30、岩木山神社14:40発の便からの接続が可能な、
新青森駅17:22発(大宮駅20:08着)以降の新幹線が確実に選ばれます。
各登山口
(八合目13:50、岳温泉、14:30、岩木山神社14:40発)
↓ 弘南バス
15:30着
弘前駅
16:15発
↓ 奥羽本線
16:57着
新青森駅
17:22発
↓ はやぶさ40号
20:08着
大宮駅
また、行きの新幹線が、運良く始発のはやぶさ1号になった場合、初日に岩木山に登頂することもできそうです。
そうすれば、2日目に八甲田山に登ることもできるので、1泊2日で百名山2座に登頂できますね。

青森駅から八甲田ロープウェイまたは酸ヶ湯温泉までバス利用。
JRバス東北
https://www.jrbustohoku.co.jp/route/detail.php?r=226&rc=11
青森駅前泊で以下の行程が組めます。
※バスは2024/4/13〜8/3のダイヤです。
●行き
青森駅8:10発
↓ JRバス みずうみ2号
ロープウェイ駅前 9:04着
酸ヶ湯温泉 9:15着
※ロープウェイ山頂駅から八甲田大岳へは往復4時間
※酸ヶ湯温泉からの周回は5時間
※ロープウェイで登り、酸ヶ湯温泉に下山する縦走もできそう。
●帰り(東京駅20時以降到着の最速時刻)
酸ヶ湯温泉 15:17発
ロープウェイ駅前 15:27発
↓ JRバス みずうみ3号
16:23着
新青森駅
16:38発
↓ はやぶさ38号
20:04着
東京駅
行きの新幹線が早めの時間で確保できて新青森駅11:50発のバスに乗れれば酸ヶ湯温泉に前泊することができ、余裕ができそうです。
また、帰りが遅い時間帯の新幹線であれば、酸ヶ湯温泉16:47発→新青森駅17:53着のバスもあります。

バスが出ているのは盛岡駅。
盛岡駅以北の駅に停車する新幹線は全て盛岡駅にも停車するので、盛岡駅以北の駅が目的地になっても途中下車で行くことができます。
1日目は盛岡駅周辺に宿泊し、翌日に八幡平を日帰りでハイキングできます。
あるいは八幡平温泉郷や松川温泉に宿泊するのも良いかも。
●行き
盛岡駅
9:30発
↓ 八幡平自然散策バス
11:05着
八幡平頂上バス停
※東京駅発で9:30前に盛岡駅に着く新幹線もあるので、運がよければ初日に行くことも可能です。
●帰り (東京駅20時以降到着の最速時刻)
八幡平頂上バス停
15:00発
↓ 八幡平自然散策バス
16:50 着
盛岡駅
17:50発
↓ はやぶさ38号
20:04着
東京駅
岩手県北バス 時刻表
http://www.iwate-kenpokubus.co.jp/regular/map/morioka/
http://www.iwate-kenpokubus.co.jp/uploads/20240401_hachimantai.pdf
八幡平自然散策バス チラシ
https://www.hachimantai.or.jp/event/file/2024/sansakubus2.pdf

本州最速の紅葉が見られるといわれる三ッ石山。
盛岡駅からバスで松川温泉の登山口へアクセスできます。
●行き
盛岡駅
6:54発
↓ 岩手県北バス
8:51着
松川温泉
●帰り (東京駅20時以降到着の最速時刻)
松川温泉
15:44発
↓ 八幡平自然散策バス
16:50 着
盛岡駅
17:50発
↓ はやぶさ38号
20:04着
東京駅
※他、松川温泉16:40発、17:30のバスもあり。帰りの新幹線の時間に合わせて選択できそうです。
松川温泉までのバス便は上記以外にもあります。詳細は同じ岩手県北バスのホームページにてご確認を。(八幡平と同じリンク先です。)

メジャーな馬返登山口、焼走登山口へはバスが出ていないので公共交通機関でのアクセスが難しい岩手山。
バス利用ならば松川登山口しか選択肢はなさそうです(バスは三ッ石山と同じ)。
行程はハードですが、松川温泉または松川キャンプ場に前泊し、翌日早朝から岩手山を目指せば行けないこともなさそうです。(松川コースは往復約9時間)。
岩手山に行くならタクシーかレンタカー利用が無難ではないでしょうか。
公共交通機関ではありませんが、裏ワザとして休暇村 網張温泉の宿泊者限定送迎バスを利用することで網張登山口(網張温泉)に行くことができます。
https://www.qkamura.or.jp/iwate/access/
帰りのバスは最も遅い時刻だと15:45網張温泉発で、盛岡駅までの所要時間は1時間。
盛岡駅17:50発→東京駅20:04着の新幹線にも十分間に合いそうです。

例年、登山シーズンの土日には新花巻駅から小田越登山口までのバスが運行されています。(2024年の運行は未定。ここでは2023年のダイヤを記載。)
目的地が盛岡になった場合は新花巻駅を通過するはやぶさ号になる可能性もあるため、早池峰山を狙うには行先候補が新花巻駅であることが望ましいです。
さらに、帰りの新幹線の時間によってはバスからの乗り継ぎが間に合わない場合もあります。
が、ハヤチネウスユキソウを見に行きたいですね。
2023年のバス時刻表
https://www.kanko-hanamaki.ne.jp/imagem/files/1684378563_01.pdf
●行き
新花巻駅
9:35発
↓ バス
10:54着
小田越登山口
※始発のやまびこ51号(新花巻駅9:05着)が選ばれた場合は初日に登ることも可能です。
●帰り
小田越登山口
17:12発
↓ バス
18:30着
新花巻駅
18:53発 ※
↓ やまびこ66号
22:00着
東京駅
※新花巻駅18:07発→東京駅21:12着のやまびこ64号が選ばれる可能性があり、この場合は接続できない。

一ノ関駅から須川温泉行きのバスが出ています。また、例年紅葉の時期に限りくりこま高原駅からいわかがみ平までのバスも出ています。(2024年の運行はまだ公表されていないようです。) 両方をうまく組み合わせて、須川温泉から登っていわかがみ平に下るなどのプランも良さそうです。
一ノ関駅、くりこま高原駅に停車するのは盛岡行のやまびこ号であり、その先の水沢江刺、北上、新花巻にも必ず停車しますので、行先候補はこれらの駅でもよいです。
盛岡駅の場合は、仙台〜盛岡間ノンストップのはやぶさ号が選ばれる可能性もあるので、途中下車できるかは確実ではありません。
■一ノ関駅起点のプラン
●行き
一ノ関駅
9:00発
↓ 岩手県交通バス
須川温泉
10:34着
あるいは、初日に一ノ関駅14:30発のバスで須川温泉まで行き、須川温泉で前泊するプランも考えられます。
●帰り (東京駅20時以降到着の最速時刻)
須川温泉
16:35発
↓ 岩手県交通バス
18:01着
一ノ関駅
18:38発
↓ やまびこ64号
21:12着
東京駅
一ノ関駅〜須川温泉 バス時刻表
http://www.iwatekenkotsu.co.jp/sukawa-kisetsu-kaishi.html
■くりこま高原起点のプラン
※バスは紅葉時期のみ。2024年の運行については発表されていないため、2023年の時刻を記載。
●行き
くりこま高原駅9:25発
↓ 宮城交通 紅葉号
10:35着
いわかがみ平
※くりこま高原駅周辺には宿泊できる場所が無さそうなので、前泊する場合は仙台駅周辺がいいかもしれません。
●帰り (東京駅20時以降到着の最速時刻)
いわかがみ平
15:05発
↓ 宮城交通 紅葉号
16:20着
くりこま高原
18:47発
↓ やまびこ64号
21:12着
東京駅
紅葉号 2023年のバス時刻表
http://www.miyakou.co.jp/cms/uploadfiles/output/64e47c61-8f10-4726-87c3-2dfec0a80203/
以上です。
東北北部は遠いので、どこかにビューーン!を使っておトクに行けたらうれしいですね。
仙台以南や他の新幹線路線についてはまた調べてみます。
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