南アルプスなど生息地域でのゲージ保護の取り組みや、動物園での人工飼育の取り組み、中央アルプスでの復活プロジェクトなどに関する論文が掲載されています。
絶滅に瀕する鳥ということで様々な保護活動がなされていますが、研究が進むことによって、ライチョウの生態や高山という特異な環境に適応するための仕組みが分かってきているようです。
オスよりも長距離移動するというメスの冒険心?や、親の盲腸糞を食べて、ヒナが免疫力や高山植物の消化酵素を獲得するというメカニズムなど、なかなか興味深い内容も載ってます。
専門誌の類とは思いますが、シロウトでも理解できるように書かれていますので、興味のある方は是非読んでみてください!
ライチョウは知れば知るほど面白い生き物です。高山という過酷な環境で健気に生きているというイメージが強いかと思いますが、意外とあの環境を好んで住んでるのかなと思ったりします。
下界のコロナ騒ぎなどどこ吹く風で、今ごろは雪の中でぬくぬく過ごしているのでは😊
特集「ライチョウは守れるか?」
生物の科学 遺伝 2020年3月号
http://www.nts-book.co.jp/item/detail/summary/bio/20051225_42.html
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