富士登山に向けて、高山病を心配する人の参考になればと思います。
高山病についての私見です。
私(45歳、男、ぜんそく持ち)の場合
3000mを越えたあたりで症状が出始めます。
空気が薄いことによる軽い呼吸困難、頭痛もでますが、歩いている限り、吐き気など催すことはなく、ペースを落とせば問題なく登れます。
これまで5回、日帰りで登頂しています。
山小屋を利用した経験は2回で、2回とも3200m前後の山小屋で泊まりましたが、寝ると呼吸が更に苦しくなり、軽い吐き気で何度も目が覚めてしまい熟睡できません。
でもリタイアするほどではありませんでした。
ちなみに2900mの北岳山荘で単独テント泊した際には熟睡出来ました。富士山の時よりもはるかに重い荷物を背負ってハイペースで歩いたから?。300mの標高差が関係したのか?は分かりません。
妻(45歳、女、健康)の場合
富士山に二回登り、二回とも山小屋に泊まりました。
二回とも山小屋までは比較的元気、一回目は夜から吐き気と頭痛がひどく、夜中に何度もトイレで吐いて、殆ど眠れなかったけど、何とか登頂しました。
二回目は、翌朝まで元気で出発の準備をしており、今回は大丈夫だと思っていたら出発直前に酷い吐き気に襲われ、しばらく回復を待ちましたが具合は悪くなる一方で、仕方なく下山しました。標高を下げてもなかなか症状は良くならず、一歩一歩が非常につらそうで、何度も座り込んだり寝込んだりしながら下山しました。この時は3300mの山小屋から1440mの新御殿場口まで下ったのですが、1800m位からだんだん回復してきました。コースタイムの2倍以上かけて下山しました。
ちなみに2回とも、登山口で1時間前後の高度順応と、登るペースも誰よりもゆっくり、水分もたっぷり取りながら登っています。
北岳(3193m)に登る際には、二日目の行程は長くなるのですが、あえて初日に高度を稼がず、標高2200の小屋に泊まりました。すると翌朝から元気に山頂まで登って下りることが出来ました。
二人の経験から、高所に長く留まると高山病の症状が酷くなるようです。
したがって富士山は体力をつけて日帰りで登るのが一番安全だと思います。
独りで登る時は、いつも早朝に登り始めます。山頂でのご来光は望めません。
今後、二人で山小屋に泊まる際には、標高2000mくらいのところにしようと思います。
高山病には個人差があり、同じ人でも体調や加齢によっても変わってくるそうなので一概には言えません、あくまで個人の見解です。
oysamさん、こんばんわ。
私も思いますが、七合目以上の標高で一泊したら、
高山病にならない人のほうが珍しい。と思います。
弾丸登山がいけないのは睡眠不足で登るからで、
泊まるなら6合目まで。快適さを考えたら
5合目以下で寝たほうが効率的です。
(1合目の街で寝るのが一番いいし)
高所順応を考えたら、ゆっくり目に登って、
さっさと降りてくるに越したことはないかと。
そして一旦高山病の症状が出始めたら、
下山してすぐ収まるものでもないので、
早めの(下山の)判断と慎重な行動が必要ですね。
そう考えると、不便なバスを利用せざるを得ない
開山期の夏富士より、マイカーで五合目まで登れる
開山期以外の日帰りのほうが、空いているし
マイペースで行動できるので安全快適だったりして。
k-yamaneさん、コメントありがとうございます!
高山病は高度下げてもすぐには回復しないんですね。
環境保全のためにもマイカー規制は仕方ありませんけど、山小屋利用前提が安全とは限らないですね。
私も単独の時は開山時期をずらします。トイレがちょっと不便ですけどね。
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