大正十二年七月 白馬岳登山 番外編

　「NHKスペシャル 映像記録 関東大震災 帝都壊滅の三日間」を見ました。大正12年 (1923年) 7月、大震災のおよそ2ヶ月前、帝都海軍第三航空船が東京上空を飛び、東京各地を撮影したという映像があり、その中に丸の内の様子がありました。

　これはまさしく、祖父ら一行が立ち寄った丸ノ内ビルヂングではありませんか！
　祖父らが東京で記念撮影したこの写真 (9ページ目 東京編 I に掲載) は、テレビ画像の左下あたりから撮影したものであることが分かります。植え込みでわかりやすい。

　祖父たちが立ち寄ったのは7月21日。撮影されたのは7月としか紹介されていませんでしたが、ふたつの映像はまさしく同時期のものです。
　そして9月1日 関東大震災。完成したばかりの丸の内ビルヂングも被災し、1925年 (大正14年) に再建されました。これらは初代ビルの貴重な映像と写真です。

　改めて1923年7月の祖父の登山記録が、2023年7月、ちょうど100年後、登山好きの孫のもとに来たことに偶然以上のものを感じずにはいられません。
　同時に関東大震災の100年後で、祖父が立ち寄った場所の同時期の映像を俯瞰で見られるとは。

　より詳しくは「藤原太一の大正十二年七月 白馬岳登山」で。
　https://fujiwarataichi.exblog.jp/