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天候は雨。場所は難所とされている岩場付近でした。
私たちがその場を通過したときには、怪我をされた方は安全な場所においででした。
雨風をしのげるようにウェア類でしっかり全身を覆われて横たわっておいででした。
救助要請は済んでいる。とのことでした。
チラリと拝見しただけですが、怪我をされた方への処置やリーダーの言動は落ち着いて適切なものに感じました。
下山の途中で救助の方々にすれちがいました。
数組に分かれて10人以上おいででした。
私たちが駐車場がある登山口へたどりつくと、救助のための車両が何台もとまっていました。
その後にも3台ほどの車両が到着しました。
私は、正直言って「こんなに大事になるんだ・・・」と驚いてしまったのです。
怪我人の居場所は明確で、そばにはしっかりしたお仲間がおいでです。
天候や場所のリスクはあるけれど救助に難航するようなことはないだろう、
場所だって、難所といっても近畿の山の一般ルート上のことなんだし。と考えていました。
他人事と現実感なく受け止めていたので、救助の現場の一部を目の当たりにして衝撃を受けたのだと思います。
自分に何かあったときも、こんな大事になるんだ。
今まで何事もなかったのは幸運だっただけかもしれない。そう思う自分と
きっと私は大丈夫、ちゃんと気をつけているから。と思う自分がいます。
後者の自分をいましめ、どうしようかな?と迷ったときにこの情景を思い出し、より安全な方法を選び取ることができるように日記に残しておきたいと思います。
怪我をされた方の一日も早いご回復をお祈りします。
そうですね。
怪我された方も、もちろん気をつけておられたと思います。
neko-obabaさんも私も山では怪我しないように
事故に遭わないように注意は今後もすると思います。
でもね、残念ながらそのリスクは0にはできないですよね。
何が言いたいかと言うと、山を歩くすべての人はどんな人でも事故リスクはあるわけで、
もし、そうなった場合は今の世の中はどんなに注意していた人でも揚げ足をとると言うか、批判ばかりで不寛容な時代になってしまっているのが残念だと思います。
もし、山で事故に遭った人がいたとしたら島崎三歩みたいに「また、山においでよ」って気持ちにみんななってほしいですね。(多分、neko-obabaさんも同じように感じておられんじゃないですか・・・)
何だか、主意とは外れてしましましたがそんなことを感じました
orisさんのおっしゃるように、昨今は他人の不注意や不運に不寛容な意見が目立つように私も感じています。
ネットでは特にと思ってもいます。
時には私もそれに同調することがあるかもしれない。
でも、実際にフィールドで怪我をしたり体調を崩した人を目の当たりにしたら、まず感じるのは心配であり
自分にできることはないか?です。orisさんと同じですよね。
私が山で怪我をされた方に遭遇するのは、これが始めてではないんです。
そして、そのいずれのときでも私は役立たずでした。
「岳」の作家の 石塚真一氏もそんな現場を経験したことがあるのかもしれないですね。
切なかったり情けなかったりした経験が、三歩のようなヒーローの創造につながったのかもしれない。なんて想像しています。
私も脱線しちゃいましたが、いろんなこと考えさせられた山行でした。
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