基本的には「より速く、より安全に」
これに勝るものはないと思ってます。
嫌トレランも一時期より落ち着いたものの、やはり速い登山に対する嫌悪感が有る層は一定数いらっしゃるとは思います。
一般にトレランの何が危険かと言うと、荷物の必要以上の軽量化と、周りの危険を顧みない走り方ですかね。
後者はその通りなのですが、別にそれはランナーに限ったことではないよな…というのも本音だったりします。結局人による。
前者についてはとりあえず日帰り短距離ならいいのではと思いますし、本気で長距離縦走する人は重い荷物背負ってもなお速いです。
危険度が高い山域や、安全地帯間の距離が離れている登山道の場合、速さは命を守る重要な要素です。歩くのが遅ければ安全性の面で選択できないルートが顕著に増えます。計画段階でそれが判断できなければ尚更危ない。
速さばかりを求めることが正義とは決して思いませんが、速さが悪には同意しかねる、というお話でした。
こんにちは
山で「後ろからくる自分より速く移動するものに対する恐怖と嫌悪感」
これは熊・狼、そして山賊などに追われていた頃の本能的な恐怖と嫌悪ではないでしょうか。
山で長細く緩やかに曲がっているものを見るとビクっとすることがありますが、猿の類はヒトも含めて、「細長いモノ」に反応する脳細胞を作る遺伝子があるそうですよ。
これと同じように、「後ろから近づく速いモノ」には警戒する仕組みがあるのでしょう。
こんな恐怖が怒りを誘発し、自分より速いものには「自然を壊す」とか関係のないところから攻める。(恐怖や不安と怒りは表裏の感情で、防衛の感情です)
逆に速い者は(こんな言いがかりに対しても)優越感を持つ。
子供と山城跡で模擬戦闘をしてみますが、「リング」的な制約のない山では、相手より速く上に上がり、そこから石でも投げられると戦況は決定的になります。
だからこんな優越感の原初もこのような戦いの記憶からくるのかもしれません。
ただ、「山での速さ」にはいくつか種類があります。
コメントいただき、ありがとうございます。
「後ろから来る速いものに対する恐怖」ですか、なるほど… そういった視点では考えたことがなかったので、本能的な防衛と思うと、理由を差し替えているとはいえ速さを攻撃する側の気持ちも少し理解できます。
山行記録拝見しましたが、それこそ速さや、色々な理由で責められることもあったのではないかと思いますが、多角的な視点をお持ちでバランス感覚が優れた方なのではとお見受けしました。
速さにはいくつか種類がある、ですか… 自分としては速くても場にあった所作と、計画に伴った速さを実行できるか、時には遅延を許容することも必要だし… くらいしか出てきません(笑) まだまだ自分は発展途上なので、場数を踏んで行かないとな、と思っています。
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