これが自分にとってのフルマラソンデビューになる。
当選通知がきてからの3か月半、ほとんど山にもいかずロードランの練習に打ち込む。これまで何度かトレランの大会に参加したことはあったが、その大会前にもまともなロードの練習はしてこなかったのでこれを機に本屋でランニングの教則本を買い、研究して自分なりのトレーニングプランを組んでみる。
いままでトレランにしか興味がなかったのだがいろいろ調べてみるとランニングの奥深さがわかり、様々な強度のトレーニングをこなすのが楽しくなってくる。家から荒川と皇居という最高のランニングフィールドにすぐアクセスできるので休日、平日夜にLSDやBUILD UP RUN、ペース走などをこなす。
平地でのランニング能力は今までまったく未開拓の分野だったのでやるほど成長が実感できておもしろい、少々性急に鍛えすぎたのか足裏、シンスプリント、腰と軽度の故障をひととおり経験する。けれどその度に自分なりにフォームを分析して改善し、少しずつスピードを上げていった。
当初、東京マラソンでの目標をキロ5分のイーブンで走り、3:30でのゴールとして、練習を開始し、レースペースキロ5分を体に覚えこませ、1月末にハーフに出場した。
結果1:41でキロ5分弱のペースで走れたが、とてもこのペースでフルを完走するのは無理という結論にいたる。
なやんだ末、キロ5分10秒強くらいのペースに落として、SUB3:40を狙って走ることにした。
当日は快晴、気温低めで最高のマラソン日和。
一週間、酒も飲まず、2日前からしっかりカーボロードして、当日懸念された便意、尿意もちゃんと事前にきっちりすますことができた、完璧な仕上がりだ。
すごい人数のランナーとともにスタート。ぴったり3時間40分で組んだiPODのプレイリストを再生する。2000年代のロックから70’S、ミニマル、PUNKからロッキーに流れてZARDでひとり24時間テレビでしめる完璧なリストだ。
以下LAP
5k 0:27:09
10k 0:25:43
15k 0:25:41
20k 0:26:05
25k 0:25:40
30k 0:26:34
35k 0:26:39
40k 0:27:48
42k 0:12:32
で結果3時間43分(ネット)。あと3分がのびなかった。
ゴール手前の坂でプレイリストが終了し、無音でゴール。うーん。
しかしみごとに30kから失速しているのがわかる。20kと30kの時点でジェルを投入して失速対策をしたのだけれど無駄でした。
フルマラソンデビュー戦にしては見事思い描いたとおりのレースができたのではないかな。最後まであきらめないで走れたせいか今振り返っても満足のいくレースだった、秋にもう一回フルマラソン走ろう。次こそは…。
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