※参考レコ…大野山〜向山(猪名川・三田)
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-426323.html
画像1が新旧の地図を比較したもの。
左の図、中心部の中心を示す『+』の右側、真北辺りから南東方向に下る尾根あたりに、右の図には幾筋かの破線道が追加されています。辿ったのは南東方向より真北へ向う主尾根、おそらく他の破線道と交わる辺りでも分岐が確認できなかっただけに、他に追加された破線道も似たような状況と思われます。
ネットに公開されている地形図ですが…
今月より『ウォッ地図』(電子国土Webシステム)の更新サービスが停止されたようです。
※サイトは10/1停止予定のようです。
http://watchizu.gsi.go.jp/right_top.html
そして、4月より『地理院地図』(電子国土Web)に誘導されるようになったようです。
http://portal.cyberjapan.jp/site/mapuse4/#zoom=5&lat=35.99989&lon=138.75&layers=BTTT
…ヤマレコの山行記録のリンクする地図も同様に切り替わった様子。
この場では『ウォッ地図』を『旧』、『地理院地図』を『新』と定義します。
小さくて見難いですが…画像1の右側、つまり『新』地図には、中央下に左右へ伸びる送電線が確認できます。2012年、国土地理院が電力会社よりテロの恐れがあるとの理由で掲載を取り止めた送電線の情報を、電力会社が公開しなくとも独自に掲載するとの方針、見事に貫かれているようです。記憶が曖昧ですが、おそらく今年に入った頃には『地理院地図』には送電線が復活していたようです。
ちなみに、画像1のデータは共に今月4/9にネット上より画面キャプチャしたもの…
つまり今から10日前、『旧』地図は切り替えられた『ウォッ地図』ではなく、当日時点、『旧』地図データが使用されていた『基準点成果等閲覧サービス』より入手したものです。
http://sokuseikagis1.gsi.go.jp/SysMsg/top.html
…但し、今週になってから?こちらのデータも『新』に入れ替わりました。
以前より試験版?等の表記がされていた地形図閲覧サービスに仕様変更は付き物?…ですが、この年度末は過渡期のようで目まぐるしく変わったようです。。。
尚、先程確認した限り、つまり4/20現在、『ウォッ地図』より、『新しいサービスである「地理院地図」へ移動します』のメッセージ→『OK』 ではなく 『キャンセル』を選択すれば、『旧』地図が閲覧できるようです。
おそらく近々(遅くとも10/1?)見れなくなると予想されますが、旧地図と比べておきたいエリアがある方はお急ぎください!?
話を、参考レコに戻して…
破線道とはいえ、新たに加筆されたルートなのに道と呼ぶには程遠い状況、何故?踏み跡すら辿るのに苦労するルートが加筆されたのか??
その理由と断定できませんが、ルート上に散見された、画像2『山村境界』と記された杭が何らかの影響を与えていると思うのですが…確証はありません。。
※国土交通省HPより 『山村境界基本調査』
http://www.chiseki.go.jp/about/sansonkyoukai.html
画像3は猪名川町の調査状況、黒縁の□が画像1の地図が示す周辺です。
参考…http://www.chiseki.go.jp/map/shichouson.php?s2=%95%BA%8C%C9&s3=%92%96%96%BC%90%EC%92%AC
狭い日本とはいえ、全てを同じ基準で測量されたデータを、同じタイミングで地図化するのは困難。『山村境界基本調査』などで行われた調査を元に得られたデータが、順次地形図に反映されていると考えると、理にかなっていると考える事も出来ます。
地元中山の超メジャールートに破線道すら表記されていない実情を踏まえ、もう少し歩けそうな道を優先的に加筆する等、地形図としての実用にも配慮していただきたいとも思いますが、予算等々、色々『大人の事情』もあるんでしょうね〜
…ちなみに、あらためて地元中山の地形図を眺めて気付いたのですが、民有地は既に歩けないような道まで破線が記されていますが、国有地である中山奥の院辺りのみ、未掲載の明確なハイキング道があるようです。これも何か『大人の事情』?の影響だと思いますが…確証はありません!
はじめまして。kagetsuと申します。
4/8に地元榛名周辺の地図が詳しくなっていることに気がついたのですが、全国的なものだったのですね。
山村境界基本調査というものが行われていることも、初めて知りました。
興味深いお話ばかりで思わずコメントしてしまいました。
kagetsu さんコメントありがとうございます。
私も山で出会った杭のお陰で、山村境界基本調査の取組みを知る事が出来ました
詳しくなっているエリアと変わらないエリア、色々入り混じっているようですが、
ニーズの限られた?山間部にも手を加えていただけるのは有難いものです
自己紹介の、昔人の生活・歴史などの痕跡を探しながら…とのフレーズ、
共感しております。
新地図は、よりリアルに、また、破線道も増えたような感想を持っていますが、
実際、その破線道を歩いてみると、思ったよりうまく歩けなかったり(ロストしやすい)ってことはありますね。
より、厳しく、磨かれるかな??
naminori さんコメントありがとうございます。
以前は単純に 拡大⇔縮小 するだけでしたが、引き気味の時には立体的に影っぽい表現になったり、国道や府県道が色付きになったり、等高線の繊細な線になったようで、よりPCの閲覧向きに変わってきているとも感じております。
『厳しく、磨かれる』 … 私も何か作成者の挑発?!めいた意図を感じたりもしていました
兎も角、何が責任問題に発展するか解らないご時世。
とても道とは思えないような破線を加筆した作成者の英断!にはある意味感謝です
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