急激な季節転換

　季節の移り変わる様は、切なくもあり、嬉しくもある。日本人はそこに美を見つけ、愛で、味わってきた。衣替え、の文化もある。季節毎の食べ物も、旬を楽しむ。
　ここ数年は緩やかな季節の移ろいを楽しんでいるヒマがないように思う。急激に暑くなり、急に寒くなる。日本全体が亜熱帯化しているのか？
　今年は5月頃から急に暑くなり、あっという間に梅雨明けした。台風が、夏の暑さを蹴散らかし、急に10月並みの寒さをつれてきた。なんだか、風情を味わうヒマがない。超大型台風だと、と脅され、煽られ、避難を呼びかけられる。なんだかなあ。安全のための呼びかけ、警戒は、ありがたいのだが。避難しろ、と言ってみたり、避難所への移動が、危険なこともある、とか。
　桜の開花宣言とか、梅雨入り宣言とか、宣言が好きな民なのかな。制服の夏服、冬服の衣替えも、日や期間が決められていたりする。学校の制服だから、揃っていることが大事なのかもしれないが、どちらを着るかは、自由ではダメなのか？
　台風の予想進路を見て、必要な備えができるのは良い。が、暴風域内にすっぽり日本列島が入っていたら、なんだか、諦めモードに陥ってしまいそうだ。

　山には関係なく、応援しているピアニスト、高木竜馬さんのソロコンサートに行ってきた。近所では、辻井伸行さんを中心としたコンサートもあるのだが、今年は行く予定がない。