伊吹山の歴史を調べている時、明治38年発行 「伊吹山案内」と言う本があるのを知りました。
ありがたいことに、近代デジタルライブラリーでネットで詠むことができます。
http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/952904/3
ちょうど110年前です。明治時代の本なので、漢字も古い漢字が使われ、
素人には読みにくいですが、なかなか面白いです。
伊吹山の歴史や、高山植物、登山道など、いろいろ書いてあります。
中でも、興味あるのは、、登山に関するところ。
最寄の駅の紹介、宿屋の情報などある内、
登山道の紹介の中で5つの登山道を紹介しています。
上野から・上平寺から・弥高から・太平寺から・古屋から、と5つ紹介しています。
気になるのは、古屋からの登山道で、原文は
「美濃國より裏山に登る路とす、垂井驛より岩手村を經て、天神峠の峻嶮を越へ、
春日村大字古屋に着し、夫れより頂上迄二里餘、總て五里半。」
これは、笹又登山道でしょうか?古屋より二里半と言うと約10km弱。
今の登山道より長いような気がします。
面白いのは、現在、登山口で300円の協力金を募っていますが、
当時は、登山者一人につき「五銭」の登山券を買うように定めてます。
伊吹山は110年前から登山料を取ってたんですね。
ちなみに多人数団体は半額の割引がありました。
漢字が難しく、読み辛いですが、とても面白いです。
*訂正
登山者一人につき「壹圓廿銭(1円20銭)」の登山券 と書いていましたが、
正しくは「5銭」でした。訂正しました。
「壹圓廿銭(1円20銭)」は案内人を雇う場合の料金でした。
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