山の標高を重く見たり、逆に侮ってはいませんか? 古い話ですが標高を侮った事例を紹介します。小生がリーダーを務めた早朝集合の日帰り登山です。1958年8月の新ハイキング・クラブの公式募集の山行で健脚向きの櫛形山(標高2,052m)登山。甲府駅に早朝5時半集合、当時は健在であった山梨交通の1番電車6時発に乗車、倉庫町6時42分下車から開始です。集合した15人くらい・・・・ところが1/3も登らないのに男性会員3名がバテて登山中止、幸い分かり易い道であったのでパーティから別れて下山させました。かの谷川岳の標高は1、997mだが、登山口の土合駅の約700m、一方、甲府盆地の標高は300m余、約500m近くの標高差がある。標高差だけを見て自己の実力を考えないとこのようなことになる。逆に神戸市の六甲山は標高930mくらいだが、登山口の一つである阪急芦屋川駅の標高はたかだか数十mであろう。結構登り甲斐はある山である。初心者は標高だけで登山の難易を判断する傾向があるが、"標高差"を基準に考えて臨まないといけないことを記しました。コースタイムは下記の通りでした。
甲府発:6時、倉庫町:6時42分下車、登高開始、以後、高尾入口:8時55分、鞍部:11時15分着・・・11時55分まで昼食休憩、唐松岳三角点:12時25分、お花畑で休憩:12時45分〜13時05分、スキー場分岐:13時33分、義丹の瀧:14時47分、氷室神社:15時43分、長沢新町停留所:17時30分着、17時37分甲府行きに乗車、甲府着:18時25分。なお、女性の参加者3名は問題なくこの山行を完了しました。
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