今は長距離夜行列車と言えば、最後のブルートレインが消えて全くなくなった。ブルートレインには編成の殆どが三等寝台車だったが、三等とは言え結構なものだった。特に天井の下の最上段は空間は狭いが個室感があり結構なものだった。
さて、四等寝台車・・・山屋が重用した愛称である。今の客車は座席下に横方向に電気暖房装置が備わっているが、往時の客車はSLからの蒸気を最後尾の客車まで車体の窓下の暖房管を引き通してあった。つまり、座席の下には大きな空間があった。夜行列車で座席を確保すると巧みに座席下の床上に潜り込んで寝るのが旅慣れた山屋の常・・・・遠征の時には米を入れた袋が安定な枕になった! 新幹線がない時代は週休二日制などはなく、"夜行日帰り"の山行では四等寝台を愛用したものだ。上越国境方面に行くには、上野駅発 22:00 及び 23:50 の鈍行列車を使えば、それぞれ土合駅には 3:40, 5:30頃に到着するので便利だった。
どなたか、同好の士はいますかね?
注記:
列車の等級が今の普通車とグリーン車になるまでは、一等、二等、三等とあり、一等車がなくなって、普通車とグリーン車の二階級システムになった。因みに、一等車は特急列車の最後尾の展望車が主だった。
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