ストックが折れたので飛行機の翼の素材で修理しました。

愛用のストックがこの前の鈴鹿の山の入道ケ岳に登った時に根っこに引っ掛かり、バランス崩して体重をかけてしまい、ポッキリと折れてしまいました。
これ、３０年前にモンブランとマッターホルンに登りに行った時にシャモニーの登山具屋さんで購入したものです。当時1ドル８０円ぐらい、ユーロ前で１フランスフラン１８円ぐらいで、まだバブルの余韻がありました。安く感じアイスバイルやらクライミングシューズなど色々買いました。今現在では逆ですかね。

レキのマカルーアブソーバーというストックでサスペンションが入っていてお気に入りです。アルミで出来ており破断面を見ると薄く、バイクのアルミフレームなどで使用する超々ジュラルミンでは？と思いました(昔、アルミ材を使う仕事していましたので、たぶん)。
この肉厚だと溶接は厳しいかなあ、と思い、知人で制御系の電子部品の点検修理している器用な方に相談すると、この前小型飛行機の翼を修理した時のカーボン素材が余っているので、それで修理しようということになりました。彼は航空整備士の免許持っていてアルバイトで時々飛行場に小型の飛行機修理に行っています。今日立花山に登って(レコはなし)使ってきましたが大丈夫でした。飛行機の翼の素材で修理とは嬉しいですね。

３枚目の写真は３０年前の私です。今ではすっかり体型が変わり、この人だあれ？て感じです。
この時は前日にモンブラン(4810m)に登り、シャモニー郊外のガイヤンの岩場にフリークライミングへ行きました。モンブランをバックにクライミングは楽しかったです。このあとツェルマットに移動してマッターホルン(4478m)に登りました。６０歳を超えた私には良き思い出です。