通勤読書『ビギ・源氏物語』［幻］

最愛の［紫の上］に先立たれて、意気消沈の［源氏］
出家を決意します。

（残していた手紙を処分します）

〔かの須磨のころほひ、所々より奉り給ひけるもある中に、かの御手（紫の上の書いたモノ）なるは、異に結ひ合わせてぞありける。
・・・げに千歳の形見にしつべけるを、・・・かひなくて、うとからぬ人々二三人ばかり、お前にて破らせ給ふ〕


そして、［源氏］も亡くなり、孫世代にあたる［匂宮］［薫］の時代になり、世に［宇治十帖］といわれる話になっていきます。

［宇治十帖］、文体が異なるとかで、紫式部ではない他の人物（例えば、娘）の手によるものではないか、という説もあるようです。

雨の休暇の先週末は［更級日記］にしました。
週明け、［通勤読書］は再び［ビギ・源氏物語］に戻ります。

【写真】は［アメリカデイゴ］