通勤読書・・進まない！

〈かぎりとて　わかるる道の　悲しきに　いかまほしきは　命なりけり〉

余命わずかの［桐壷更衣］が、［帝］の〈限りあらむ道にも、後（おく）れ先だたじ・・・（私を）捨てては、え行きやらじ〉の言葉に、上の歌を。

アチコチ検索してみました。
（お別れするのは悲しいです。この命が［行］こうとしているのです。私は［生］きたいのに）
でしょうか。

［紫式部］は源氏物語の中にたくさんの歌を書いています。
このやり取りを見て、帝は桐壷更衣の歌の才も彼女の魅力だったんだろうなと思いました。

［源氏物語］の中で、桐壷更衣の登場はごくわずかですが、その影は、その子［光源氏］の中にず〜っと漂っています。


｢読書百遍意自ずから通ず｣
（わからずば｢百回読め｣と先人は。いちにどくらいじゃ何が何だか）居彷人

【写真】は出勤するカワウ