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昭和40年に[東京都民の鳥]となった冬鳥だそうです。
この鳥、江戸時代の半ばまでは[都鳥(みやこどり)]とよばれていたとか。
〔武蔵の国と下総の国との中に、いとおほきなる河(隅田川)あり
・・・・・
しろき鳥の嘴(はし)と脚とあかき、鴫(しぎ)のおほきさなる、水のうへに遊びつつ魚(いを)をくふ。
京に見えぬ鳥なれば、みな人知らず。
渡守(わたしもり)に問ひければ、「これなむ都鳥(みやこどり)」といふを聞きて、
〈名にしおはば いざこと問はむ 都鳥 わが思ふ人 在りやなしやと〉〕
伊勢物語[在原業平(ありわらのなりひら)]
(都という名前なら聞いてみよう、京に残してきた愛しい妻は無事でいるかと)
この鳥が[ユリカモメ]のことらしいんです。【写真左】
こんにち、[ミヤコドリ]といえば別の鳥の名前になっていると。
以前、長居公園で鳥探しの婦人に、[獲物]を尋ねたとき、「大和川で[ミヤコドリ]を」と言っていました。
古来この2羽、どちらも[ミヤコドリ]とよばれていたようで、万葉集では後者らしいと。
(大阪の府の鳥はモズ、百の舌。たくさん食べて、たくさん話そ)居彷人
今はちょっと難しいかな
きのう、九州の知人から手紙が届きました。
封筒に貼ってあった切手は[オシドリ]雌雄の絵柄でした。【写真右】
solosolokun さん、おはようございます。
都鳥、とても興味深く読ませて頂きました。
ユリカモメ、骨折してた時、
杖ついて、よく港に行って眺めてました。
百舌は府鳥なんですね。
中百舌鳥の近くに住んでたし、
古墳もあるし、そんなとこから
府鳥になったのでしょうか。
モズさん、あんな可愛い顔して
小さな猛禽さんなんですよ♪
おはようございます momochyonさん。
骨折したことがあったんですか!
大変でしたね。
日記を書くにあたって検索確認してみました。
大阪府の鳥[百舌鳥]
仁徳天皇陵を造営中に鹿の耳からモズが飛び出したんだそうです。
ご推察通り古墳にまつわる話でした。
仁徳天皇陵の近くには「百舌」をかむりした地名がたくさんありますよね。
今日もいいことがありますように!
こんにちは。
私も鳥見をするまではミヤコドリという鳥が別にいるのを知りませんでした。
ミヤコドリ?ユリカモメ?論争はあらためて調べると面白いですね。
両者の言い分もそれぞれ矛盾点があり、実はさらに別の鳥ではないかという説まである模様。
明治〜戦前まではミヤコドリ=ミヤコドリ説が有力だったみたいで、標準和名の決定に大きな影響を及ぼしたみたいです。
また、1974年まで京都市内(鴨川)にユリカモメがいなかったのも勉強になりました
こんにちは momijiosamuさん
[みやこどり]と聞いて、最初に頭をよぎるのは時代劇の任侠の世界だったりします。
京都は、今頃行くとたぶん沢山のユリカモメが飛んでいることでしょうね。
橋の上からパンくずなんかをあげる人がいたりして。
1974年までいなかったんですか。
ついこのあいだですよね。
驚きです。
[ミヤコドリ]を私の図鑑を開けてみたら、長い嘴と赤い足、目も赤くって、胸のあたりが白、背中側が黒っぽい鳥でした。
そんな論争があるんですね。
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