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のどかならず立ち出づる明け暮れ
柏木〈おきて行く 空も知られぬ 明けぐれに いづくの露の かかる袖なり〉
（出て行く私の袖が濡れているのは、どんな露でしょうか）
少し慰め給ひて
女三宮〈あけぐれの 空に憂き身は 消えななん 夢なりけりと 見てもやむべく〉
（消えてしまいたい。夢だったと思うことにしましょう）
やがて、成り行きを知った源氏
〔「古院の上も、かく、御心には、しろしめしてや、知らず顔をつくらせ給ひけん」〕
（桐壷帝は、私と藤壺とのことをご存じだったのかも）
古歌〈いかばかり 恋てふ山の 深ければ 入りと入りぬる 人まどふらん〉と。
一時は危篤状態だった紫の上、
〔「心地は、よろしくなりにて侍るを、かの宮の、惱ましげにおはすらんに、とくわたり給ひにしこそ、いとほしけれ」〕
（だいぶ落ち着きましたから、六條院の女三宮の所に行ってあげて下さい）
（長い帖、本を取り替え読み返し、谷崎訳で今朝は再読）居彷人
ときどき古文を拾い見
【写真】
�―个�け（６時）は雨でしたが（７時の空）、しかし・・
�↓�キキョウ（6/24）
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