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この帖[紅梅]、内容を把握するために、[古文]と[谷崎訳]をくり返し読んでみました。
短い帖ですので。
按察の大納言は[中君]を[匂宮]にと働きかけますが、
〈心ありて 風の匂はす 園の梅に まず鶯の とはずやあるべき〉
(わたしは風となって[中君]の香りを漂わせています。あなたという鶯が訪ねて下さらないでしょうか)
[匂宮]にその気はなく
〈花の香に 誘はれぬべき 身なりせば 風のたよりを 過ぐさましやは〉
(中姫君のお招きに、私がその資格がありますならば聞き捨てにできましょうか・・・私では不似合いですから)
真木柱の連れ子[東の姫君]に気があります。
しかし、[東の姫君]はその気はなく、尼にとも考えています。
[43/紅梅]が終わり、次の帖は[44/竹河(たけかわ)]です。
今度はちょっと長めです。
(セミよ泣けいくらでも泣け何年も大地の下にいたんだ君は)居彷人
【写真】はクマゼミ
街なかでは、このセミばかりがなき盛っています。
「ジェイジェイジェイジェイジェイジェイジェイジェイ」
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