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17〈ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川 からくれなゐに 水くぐるとは〉
📖〔問題は「くぐる」である。
平安・鎌倉時代の表記では、濁点は記さないので、「くくる」も「くぐる」も、同じように「くくる」と書いていたのだ。
・・・そのため、二説が対立してきた。
結論からいうと、
業平自身は「くくる」というつもりでこの歌を詠み、
選者定家は「くぐる」と理解したと考えておきたい。
「くくる」は絞り染めのことで・・
それに対して選者の定家は「潜る（くぐる）」と理解していた。
川面全体に敷きつめた紅葉の下を水が潜って流れるという解釈である。
定家が書いた注釈書からも、定家がそう理解していたことがわかる。
「紅の木の葉の下を水のくぐりて流れるといふなり」〕
と、文庫の［百人一首］には説明されていました。
（ﾋﾞｷﾞﾅｰｽﾞｸﾗｼｯｸｽ日本の古典［百人一首（全）］）
（「くくる」とか「くぐる」と読むか悩ましい。読み方次第好みでいいの？）居彷人
前の日記、手もとに文庫の［百人一首］がありませんでしたので［非公開］にさせてもらっていました。🙏
【写真�◆枡８興喟� 碑・藤原定家 塚（長谷寺で）
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