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📖大森静佳著［この世の息 歌人・河野裕子論］。
一人の歌人が一人の歌人の歌を読み解いていきます。
［源氏物語］では、ほとんどが相手を意識した挨拶文でした。
｢もう朝になってしまったね｣
｢また会う日が待ちきれません｣
のような。
河野裕子さんの歌は、家族を詠んでいますが、人にうたいかけていません・・たぶん。
日記みたいかな。
息子を［上の子］と表現し、娘を［下の子］と表現しています。
大きくなって、自分のもとから離れていきます。
夫の事は［君］と表現し、あと何万日傍らにいるのだろうか？と。
ソロ登山者のようです。
（翌日が仕事という日この歳は休みと言えぬ休日となり）居彷人
【写真】
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