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″いりびと″とは、京都以外の土地で生まれて、京都にやってきた人を指す。〕
巻末の解説より
だそうです。
本文に入る前に、源氏物語［宿木（寄生）］から引用した文が一行書きにしてあります。
『京の人は、猶、いとこそ、みやびかに、いまめしかれ。』
「どこやねん」と、源氏物語を開いてみました。
［薫］が、［浮舟］を初めて見るシーンです。
初瀬詣での帰りに、宇治に立ち寄った浮舟を覗き見しています。
薫は体から香りを出す体質なんです。
その香りに、浮舟の女房（常陸の守に仕えいます）が言った言葉でした。
「ほんに、何という結構な匂いなのだろう。
［京の人はやはりみやびやかで当世風だ。］
内の北のおん方などもその道にかけては・・・
とても東国ではかような匂いのする薫き物は・・」
（谷崎潤一郎訳から）
（野暮用で休みを取った昼すぎに気になる言葉どこだどこだと）居彷人
【写真】
�…甲�寺の登廊
��宇治橋
�５�都（小倉山から）
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