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〔午の時に、空晴れて朝日さし出でたるここちす。
たひらかにおはします・・・〕
（午の時に誕生。ご安産であらせられる）
〔御ほぞのをは、殿の上。
御乳つけは、橘の三位（徳子）。
御乳母、もとよりさぶらひ、むつましう心よいかたとて、大左衛門のおもとつかうまつる。
（彼女は）備中の守むねときの朝臣のむすめ、蔵人の弁の妻。
御湯殿は、・・・〕
＊［御ほぞのをは］＝臍の緒をきるのは
＊［殿の上］＝道長の妻（倫子）
＊［御乳つけは］＝最初に乳を含ませる役
＊［もとよりさぶらひ］＝以前からお仕えしていて
（出産もひとつひとつに受けもちがなんやかんやとあるもんらしい）居彷人
【写真】大温室の花々
（12/25咲くやこの花館）
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