休日は📖『建礼門院右京大夫』

奈良往復の近鉄電車内で、開いた文庫は
📕糸賀きみ江著『建礼門院右京大夫』

〈身のうへを　げにしらでこそ　あさがほの　花をほどなき　ものといひけめ〉

（自分の身の上を知らなかったからこそ、アサガオの花の命が短いなどとあわれんだのでしょう）

〈有明の　月にあさがほ　見しをりも　わすれがたきを　いかでわすれむ〉

（有明の月の別れに、愛するあの方とアサガオを見たこと、忘れることはできません）


（文庫本、右京大夫の歌を読む。弓矢も無いしナギナタも無し）居彷人