📖通勤読書『平治物語』

📖〔有時（あるとき）、（後白河）上皇信西を召して、「信頼が大臣の大将に望みをかけ申すはいかに。・・・」
と仰せ下さるれば、信西「すは、世の損ぜんずる瑞相よ」と思ひ、畏まってもうしけるは、・・・〕

［信西］反対します。

それを漏れ聞いた［信頼］腹立たしく思い
📖〔「左馬頭義朝こそ、保元以後平家に世のおぼえ劣って恨みふかかんなれば、かたらはばや」と思ひ、義朝を呼よせ、たのむべきよしをの給へば、
「命を捨ることなりともたのまれ奉るべし」と深く契りてぞ帰りける。〕

＊［義朝］＝頼朝の父親

ようやく、📕［平治物語］の読み出しにこぎつけました。

（月曜日、雨のちらつく週始め、通勤読書［平治］を始め）居彷人

【写真】キタヤマオーレン
春日大社萬葉植物園に販売用に並べてありました。