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五節の舞姫の控室で
小兵衛という女房が、
〔赤紐のとけたるを、「これむすばばや」といへば、實方（さねかた）の中将よりてつくろふに、ただならず。
〈あしひきの やまいの水はこほれるを いかなるひもの とくるなるらむ〉
といひかく。〕
＊［山井］を山藍に、［紐］を氷も、［解く］をうち解くるの意味を含めて。
若いこの女房、すぐに返歌を詠みません。
まわりが小声で促しているようですが、時が経つ様子なので、
清少納言
〈うは氷 あわにむすべる ひもなれば かざす日かげに ゆるぶばかりを〉
水面は薄氷でしたので、陽の光で緩んでしまっただけですわ
と、伝えさせました。
🚃能勢電鉄車中で【写真】
（前回はミスってしまったそのバスに今朝は乗れたし空は青空）居彷人
追加【写真��】清少納言の父［清原元輔］
バスを降りてすぐの［岐尼神社］にありました。
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