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📖〔七日の日の若菜を、六日人の持て來さわぎ、とり散らしなどするに、見も知らぬ草を子どもの取り持てきたるを、
（�諭法屬覆砲箸�これをばいふ」と問へば、とみにもいはず、
（子）「いさ」
など、これかれ見あわせて、
「耳無草（みみなぐさ）となむいふ」
といふ者あれば、
（�諭法屬爐戮覆蠅韻蝓∧垢�ぬかほなるは」と笑ふに、
またいとをかしげなる菊の、生い出でたるを持て來たれば、
（�諭法劼弔瓩匹覆曄ー�無草こそ あはれなれ あまたしあれば きくもありけり〉
といはまほしけれど・・・〕
（�諭法畧蕎�納言
（子）＝子ども
耳無草じゃ聞いてもダメね。
でも、中には菊（聞く）もあったわね。
と、歌をと思ったけれど、子どもじゃね。
＊［とみに］＝急に（すぐには答えず）
＊［いさ］＝さあ（知らない）
＊［むべなり］＝もっともである。道理である。
＊［つめど］＝（菜を）摘む／（子どもを）つねる。
（［ミミナグサ］ハコベにちょっと似てるかな？食べたんやろか清少納言）居彷人
【写真】コハコベ
📕『枕草子（上）』終わりました。
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