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［八島院宣（やしまゐんぜん）］［請文（うけぶみ）］［戒文（かいもん）］まで。
📖［八島院宣］
八島で〔大臣殿以下（おほいとのいげ）一門の月卿雲客（げつけいうんかく）寄りあひ給ひて、院宣をひらかれけり。
（院宣）・・・三種の神器南海四国にうづもれて数年をふ。
尤も（もっとも）朝家（てうか）の嘆き、亡国の基（もとゐ）なり。・・〕
三種の神器を返せば、重衡を放免すると。
📖［請文］
〔二位殿（重衡の母親）・・中将世になき物ときかば、われも同じみちにおもむかんと思ふなり。
・・・
人々涙をながしつつ、みなふしめにぞなられける〕
請文〔・・・彼頼朝は、去平治元年十二月、父左馬頭（義朝）ご謀反によ（ッ）て、頻りに誅罰せらるべきよし仰せ下さるといへども、故入道相国慈悲のあまり申しなだめられしところなり。
・・・
若ししからずば鬼介・高麗・天竺・震旦にいたるべし。
・・・つひにむなしく異国の宝となさんか。〕
と回答。
📖［戒文］
〔三位中将是を聞いて、
｢さこそあらむずれ。・・・｣
請文すでに到来して、関東へ下向せらるべきにさだまりしかば・・・〕
重衡、｢出家したい｣と、聖、黒谷法然坊を呼びます。
聖｢出家しない人でも受戒するのは世間に普通のことです｣と、額に剃刀をあてて剃るまねをして。
（八島から平家の言い分もっともで勝たねばそれもむなしくひびく）居彷人
但し、史実には［八島院宣］はなく、従って請文も［平家物語］作者の創作らしいです。
【写真】
��🦋ヤマトシジミ
�▲▲�サギがいた蓮池
��📕図書館から
表紙は国内最小の［ハッチョウトンボ♂］と国内最大の［オニヤンマ♂］実物大で。
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