📖［讃岐内侍日記（下）］

讃岐内侍（上）は、堀河帝看病の日記で和歌はありません。

讃岐内侍（下）は、幼い鳥羽天皇に仕えることになり、月ごとの記述になっています。
ことある毎に、前帝の想い出になります。


一周忌をむかえ
📖『（二十八）七月にもなりぬ』
〔・・出雲といふ女房の詠みて、北面の壺に薄に結び付く。
〈「今はとて　別るる秋の夕暮れは　尾花が末も　露けかりけり〉
と詠みたりつれ」
と聞くもあはれなり。〕

＊［尾花が末も］＝おのれの袖も
（下注より）


【写真】昨日（2/23）京都府立植物園で
（山は比叡山です。）