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(発行 1980年 5月15日)
📖序章[わが心の悪しき輝き]
その冒頭に
〈この白きベールをとりて
とくと我を見たまえ
しかとわが心を見たまえ
わが心の輝きの最も悪しきを〉
〔「新婦、新郎に送る」と前書が付されている。二十五歳の花嫁が二十六歳の新郎に送った詩の一節である。
われはきみのものならず。〕
会津藩士の娘と生まれ、戊辰戦争の戦火から、祖母と臨月の母と4歳の賤子は着の身着のまま山野に彷徨します。
〔一八六七年戊辰の年、明治と改元される半月前の慶応八月二十三日の朝、賤子の郷里会津若松は、徳川政権にとって代わる新政府軍の急襲を受けた。〕
〔〕内本文
*[8月23日]は旧暦、太陽暦では10月8日
*[戊辰]=つちのえたつ/ぼしん
(参考: 今年は[甲辰]きのえたつ)
以前に、樋口一葉の師で、天狗党の水戸藩士の妻となった[中島歌子]氏の話を読みました。
(朝井まかて著[恋歌])
今回も壮絶な話から始まりました。
(歴史には全く疎い私です。[賤子]の話先ず「戦イクサ」から)居彷人
🙇【写真】、何度か替えました。
花の名[散姫]と[八重]がふさわしいかなと。
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