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話の後に、ナレーターによって紹介された歌が2首。
いずれも[紫式部集]にあり(34)と(62)。
その少し前に
〔文散らしけりと聞きて、「ありし文どもとり集めておこせずば、返り事書かじ」と、言葉にてのみいひやりたれば・・・〕
私の文を人に見せるだなんて、今までの文を全部お返し下さい
(ドラマの中では対面した言葉のやりとりでした。)
で、
34〈言ひ絶えば さこそは絶えめ なにかその みはらの池を つつみしもせむ〉
*[言ひ絶えば]=手紙も出さないとおっしゃるなら
あなたの腹立ちに遠慮などいたしません。
そして、
久しくおとづれぬ人を思ひ出でたるおり
62〈忘るるは うき世のつねと 思ふにも 身をやるかたの なきぞわびぬる〉
忘れるということは世の常だけど、忘れられた身のやり方なく(泣く)
(老人は忘れぬうちにメモをとり[式部集]開け初句索引で)居彷人
こんばんは
いよいよ彰子が登場し、父とどう対峙する姿を描くのか興味があります。
始めは「源氏物語原文で読むぞ」と意気込んでいましたが、漫画版「漫画版紫式部日記」とかなり昔に買った「まろん・大くくり源氏物語」と「枕草子解説本」でお茶を濁しています。
唯一「小右記」(ビギナーズ版)を頭の中で汗をかきかき読み進め、次は何とか「権記」に手を出そうと思っています。
式部と宣孝の和歌のやり取りを見ていると 喧嘩したり、寂しいと伝えてみたり駆け引きが凄くて、現代の夫婦と同じだなと思ってます。
「小右記(藤原実資日記)」、「権記(藤原行成日記)」、知りませんでした。
ありがとうございます。
手強そうな響きですね。
今回の放送でも活躍のふたりでしたが。
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