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巻第八に「中宮彰子の御有様」と解説されたところがあります。
📖〔たゞ今の御年廿ばかりにこそおはしませど、いと若うぞおはします。
もとよりいとさゝやかにおはしますけなめり。
さらに猶いと心もとなきまで細やがせ給へり。
御髪同じようなれる事なれど、えもいはずこまやかにめでたくて、御丈に二尺ばかり餘らせ給へり。
御色白く麗しう、酸漿などを吹きふくらめて据ゑたらんやうにぞ見えさせ給。
なべてならぬ紅の御衣どもの上に、白き浮文の御衣をぞ奉りたる、御手習に添ひ臥させ給へり。
御髪のこぼれかさゝらせ給へる程ぞ、あさましうめでたう見奉らせ給。〕
*[酸漿]=ほほずき(ほおずき)
[光る君へ]は、この本をずいぶん参考にしているとおもわれます。
なので、ドラマを見た後て読むとかなり面白そうです。
(この本が出回らないのなんでやろ文庫があれば読みやすいのに)居彷人
【写真】大阪南港(昨日)
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