土曜日

［更級日記］の作者の父親［孝標（たかすえ）］像、池田利夫氏によれば、藤原行成の［権記］の長保二年（1000年）の一年間に［孝標］の名前が二十四カ所にあるそうです。

（手持ちの［権記］はダイジェスト版ビギナーズ・クラシックスなので、出てきません。）


娘の日記に、行成の娘の書いた文字で習いなさい。とか、行成の娘の死を悲しんだりしています。

📖〔・・・侍従の大納言の御むすめ亡くなりたまひぬなり。
・・・のぼり着きたりし時、「これ手本にせよ」とて、この姫君の御手をとらせたりしを、「さよふけて　ねざりなりせば」など書きて、「とりべ山　たにに煙の　もえ立たば　はかなくみえし　われと知らなむ」と、・・・めでたく書きたまへるを見て、いとど涙を添えまさる。〕

作者32歳の時、祐子内親王に出仕します。
（祐子内親王は、彰子の孫）

（「更級」はもっと後だと思ってた意外と感ず［源氏］と近い）居彷人

【写真】（お絵描き）人物画の練習