どんこう電車でやっと高崎駅に着いて、
重たいザックを持ち歩き乗り換えホームへ。
上越線 谷川みなかみ方面へ。
はたまた信越線で 妙義か浅間方面か。
高崎駅がリニューアルしたとしてもその昔からずっとずっと往来する方々の
小腹を満たしてきた2番・4番線ホームの立食い蕎麦。
お世話になってるあの!
だるま弁当で有名な 「たかべん」 がやっていた立食い蕎麦。
2番線と4番線ホームの間にある立食い蕎麦屋さん。
40年余りの時を経て、この度 老朽化のために閉店することになったのだそうだ。
近年は新幹線での乗り換えで このホームに降り立つ方は少ないだろうか。
片やここを知る方はかなりのレジェンドではないでしょうか。
閉店は今度の10月8日 それまでは金土日のみの営業。
高校時代 高崎駅発 7:14に乗り、鬼のように湯沢中里スキー場に通った思い出から、
大人になってネクタイを締めて駅前一等地のビルの中で頭から湯気を出しながらデスクワークにいそしんだ時、
いつでも支えてきてくれた高崎駅の立食い蕎麦。
高崎駅には他2カ所 立食い蕎麦があるけれど、やっぱりここの立食い蕎麦が一番うまかったんだ!
その風情もまた然り。
不安と期待という重たいザックを背負い旅立つ人を見送ってきた。
旨い蕎麦なんてのは巷に溢れているけれど、あのモソモソとした茹で置きの麺にグンマの味の汁をかけたあの味。
あれはやっぱりここでしか食べられない。
かき揚げの玉ねぎの切り方食感もクセになる。
精魂疲れてる顔してた時には そっと、麺の下に卵を隠して出してくれた時もあった。
今日は朝から駐車場代払って駅入場料払ってわざわざ食べに行き、
店員の懐かしいおばちゃんに挨拶もした。少し腰が曲がっていたけど元気だった。
ひとくち すすってみたら コレだよ!コレ! と、
色んな思い出が走馬灯のように駆け巡った。
懐かしさのあまり 少しだけ涙が出た。
高崎駅はここ数年 駅前がどんどん華やかになっていく反面、こんなお店が、
たくさんの人たちの想い出の「心」のお店が無くなってしまう悲しさ。
失くしてしまうという 乏しさ。
華やかとは反面に、寂しさを少し感じた次第であります。
写真1 入場券
写真2 天玉そば
写真3 店
同じように想う方々が大勢いて、懐かしいと言いながら舌鼓を打っていた方がたくさんでした
さようなら 高崎駅ホームの立食い蕎麦
さようなら あの時の思い出の場所
今まで本当にありがとう
懐かしいです。自分もグンマーに通っていたウン十年前に、お世話になりました。
あの頃はとにかくお腹が空いていて、家まで我慢できなくて、よく食べました。お金もあまりなかったので手持ちの予算と気分で天ぷらとか、月見をオーダーして。汁まで全部飲んでました。今じゃありえないですが、テイクアウトにして車内で食べた思い出もあります。
あの時のあの味を思いだします。いい日記をありがとうございました。
ご無沙汰しています。 お元気そうで何よりです。
ウン十年、、、お世話になっていたら。
きっと
ひとくち 汁をすすって その頃を思い出し、
ふたくち すすった後に ホームに吹く北風の頃を思い出し、
一目散にそばをすすり、飽食の果て、
最後の汁を飲み干せば 今の幸せを実感することとと思います。
高いお金を出せば美味しいものはいくらでも食べられる。
だけど、お値段安くとも、ここの味は、もうこれまで。
思い出と相まって至極最高な グルメ とは知った者にしか味わえない特権ですネ!
モンブランさん わかってくれてとても嬉しかったです!
ありがとうございました!
あの立ち食い蕎麦が閉店ですか・・。最近はあまり立ち寄ってないのですが、以前は乗り鉄などで本数の少ない八高線待ちなんかの際に時々利用してました。電車の音や案内放送を聞きながらササッといただくと、やはりウマい、そしてその後なぜかプチ満足感が得られ、それがまた良かったなぁ。
昭和の雰囲気が残るアレがなくなっちゃうのは寂しいですね。
これも時代の流れで仕方ない、と言われればそれまでですが、やっぱり残念です。
それはそうと、この前高崎駅の駅弁売り場をのぞいたら、だるま弁当が1300円になっててビックリしました。昔は確か800円くらいだったような記憶があったので、相方と エッそんなにするの! と思わず声を上げ、店員さんに苦笑いされてしまいました(^_^;)
それに比べ、駅そばは大幅値上げもなく気軽に食す事ができて、今や貴重な存在だと思いました。
こんにちは!今日はカラっと秋晴れで気持ちの良い日になりましたね!
こたっきーさんもここのお世話になったことがあるんですね〜
在来線の車体の色も代わり古き良き駅の雰囲気が徐々に薄れていってしまうのは少し寂しいですよね。
立食い蕎麦の麺も今は冷凍麺を使うところが多くなり、あの茹で置き独特の食感を楽しめる所も減りました。あの麺が無性に食べたくなる時もあります。
後半にかき揚げの残骸を集めて麺のはし切れとともにすすり上げるあの感じ、とても幸せを感じたひとときでした。
だるま弁当の値上がり、驚かされますね!これまた時代の流れとはいえいつからか贅沢品になってしまいました。中身はこれでもか!と素朴なんですけどね。横川の釜飯もまた然り。釜じゃない容器で売られるようになってなんだかなぁ〜な感じです。
この日はSLの運行日で発車時間に居合わせました。カメラ片手にこの店とSLを一緒に撮影する若者が多かったのがとても印象的でした。
嬉しいコメント、
ありがとうございました!
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